| エビを飼育する、それは魚などを飼育するのとは若干気をつけるポイントが違ってきます。エビは魚ではないからです。 当たり前のことを言っていますが、実はこのことがとても重要だと私は考えております。 エビなどは魚よりも、酸欠に弱いと言われています。 これは酸素を全身に運ぶ物質が魚と違うからだとか、エラが魚より原始的で効率が悪いからだとか言われています。 まぁ何が原因かはとりあえず置いといて、エビが酸欠に弱いだろうことは、ほぼ間違いないことでしょう。 ですから酸欠対策は重要な要素だと思います。 酸欠対策には兎にも角にもエアレーションです。 エアーポンプでも水流まき込みでもかまいません。めいっぱいエアレーションをかけることが大事だと思っています。 エアレーションというと、 「エアレーションで水中の酸素が増えると、phが上がって弱酸性飼育のエビに良くないのでは?」 との声もよく聞かれます。 ですが、酸欠で☆になったら弱酸性どころの話ではありません。 実際のところエビの成育可能phは意外に広く、ph5〜8ぐらいで繁殖の話を聞いています。 ですからヘタにph気にする前に、まずエアレーションを気にした方がよいと思われます。 またエビは高水温にも弱いとも言われています。 たしかにエビは高水温に弱いです。が、それは熱帯魚全般にも言える事です。 熱帯と言っても水中では、どんなに暑くても30度なんてまずならないそうです。ですから熱帯魚も30度を超えるとかなり厳しい、エビも多分にもれず30度を超えると厳しい、ある意味高水温はエビだけでない問題です。 でも実際には、「エビは魚より高水温に弱い」と言われます。 実際魚が生きているのに、エビが白くなって☆になっているのをたまに見かけます。 ですがこれにはある事情もかかわっています。それは酸欠です。 水の温度が上がるほど、気体は溶けにくくなります。これは特定の気体がとかでなく、気体全般が溶けにくくなってくるそうです。 だから水温が20度と30度では、どうしても30度の方が酸素が少ない、ということになりがちです。 加えてこの水温、というモノがまた曲者です。 水温が上がると基本的に、生き物の活動が高まる=酸素の消費速度が加速します。それにはバクテリアを含む全ての生き物にほぼ共通です。 つまり、水温が上がると酸素が水煮溶けにくくなる上に、酸素の消費は上がる、ということになります。 実際エビが高水温で☆になる場合の多くは酸欠だという話もあり、また30度を超える水温でもエアレーションを多くしていたら乗り切れた、という話もあります。 ということで、まずは酸欠防止を第一に考える方がよいと思います、エビ飼育では。 「CO2が逃げる」とか「やっぱりphが…」という人もいるでしょうが、エビと水草とどっちをとるか、だと思います。 さて、エアレーションを過剰にするのはよいとして、エアレーション効率をあげる意味も含めて水温を下げる工夫も必要です。 水温を下げるには、水温を上げる原因を先ず知りましょう。 水温を上げる原因は気温が高いことですが、それに拍車をかけるのが各種機材の発する熱です。 ライトも水中モーターもエアポンプも全部熱源です。このうち四六時中回さずともよいのは、ライトぐらいです。 ライトの点灯時間を比較的気温の低い夜間にするだけでも、水温の上昇を防げます。 さらにライトをリフトアップし、フタをはずすことで熱がこもり難くなります。小さいことですが効果抜群です。 ただフタがないと何が入るかわからないので、ハリガネのフレームに網(市販の網戸張替用がベター)を貼り付けてフタ代わりにすることで、水槽内に異物が落ち込むのを防ぐと共に熱がこもるのを防ぐことができます。 他にはエアポンプを低い位置に置くのも効果があります。高い場所に置いておくと熱い空気を吸うことになりますからね。 あとエアポンプ周りの風通しをよくするだけでも多少は違います。小さいインテリア水槽で台の中にエアポンプを仕込むようなモノだと、もう熱気を送ってくれと言っているようなものです。 わずかかも知れませんが、そのわずかな差で生体の命が決まります。 熱源対策をした上で、今度は水温を下げることを考えましょう。 一番多く行なわれているファンや扇風機を当てること、これは正しく行うことで効果があります。 たまに誤解があるようですが、これらは風を当てて冷やしているわけではありません。風を当てて気化を促進させて、気化熱により水温を下げていきます。 水は蒸発すると、周りの水の温度を吸収するという性質があります。だから多くの空気を当てて気化促進するのがファンの本道です。 当然当てるポイントは水面です。ガラス面に当てて水温下げるには、エアコン吹き出し口に水槽でも置かねば無理です。 他によくある方法では、水槽用クーラーを使う方法があります。平たく言うと水槽直結のエアコンよったので水を直接冷やすものです。大型水槽ではけっこう便利なモノです。 ただこれも勘違いしないように使いましょう。エアコンとかは冷やすのでなく、室外機などに熱を移すものです。冷蔵庫の裏が熱いのもそういう理由です。 うっかり締め切った部屋で水槽クーラー使おうものなら、気温が上がる恐れがアリアリです。部屋の風通しも良くするなりする必要があります。 水槽を幾つも置いている場合は、部屋ごとエアコンという方法もあるでしょう。電気代はいくらかかかりますが、幾つも水槽用クーラーを買うよりは安く上がるでしょう。 何より安心感が違います。 あまり知られていない水温を下げる方法では、上部ろ過や外掛けろ過を使う方法があります。 ただ設置するだけでまず1〜2度下がります。 さらに8上部ろ過や外掛けろ過のフタを取る、これだけでも違ってきます。 とどめにそこにファンを当てる、これで5度は下がります。 ただしやたら水が減るので、小さい水槽ではあまりお奨めはできません。 以上のように、私は酸欠防止と水温上昇対策を兼ねた方法を取っています。 酸欠と水温上昇は、切っても切り離せない問題です。 エビには兎に角酸欠ダメよ!! このことだけを考える毎日です。 |
| ◆注意◆ ココの内容はりうかの主観に基づいています。 何を一番考えるべきか、ってことね。 もし水草が大事ならエビは見捨てるべし、 でも結局は水草の為にも、 酸欠防止は大事だったりもします。 なんだかんだいっても酸素大事d( ̄〜 ̄。 |
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