◆注意◆
あくまでりうか流です。
他の水槽と考えが違うこともあります。
御利用は自己責任で計画的に( ̄〜 ̄。

◆ペットボトル点滴器(500ml)作成法
材料:エアチューブ用プラジョイント×2つ、エアチューブ約40cm、
    ペットボトル(500ml)×1個、ペットボトルのフタ×1つ、
    エアチューブ用開閉弁×1、滑り止めマット4cm×2cm×4つ
道具:ロウソク、ニッパー、ハサミ、ゼリー状瞬間接着剤、+ドライバー大小、
    キリ状ドライバー


新しい生体などを水槽に入れる場合に大切なのは、やはり何と言っても水合わせです。
急激な温度差によるダメージの軽減はもちろん、急な水質の変化による生体へのダメージを防ぐ為にも水合わせは少しずつ行うのが理想です。
特に急激なphの変化に弱いシュリンプ(小型エビ)などには点滴で水合わせをしろ、という人も少なくありません。
でも実際には点滴注水専用機材、というものにはほとんど御目にかかれません。

ないものは作りましょう( ̄〜 ̄。
むしろ作れ(=д=!!

ということで、ペットボトルを利用した点滴器を作ります。

1.材料を手に入れる
まず材料のうち購入しなくてはならないものは次の3つ、エアチューブ用プラジョイント、エアチューブ、エアチューブ用開閉弁、そして滑り止めマットです。

エアチューブ用のジョイントは各社から出ていますが、ニッソーモノがお勧めです。真ん中のでっぱりの部分が小さいからです。
この部分が大きいとエアチューブを繋いだり外したりには便利ですが、今回の材料としては不向きです。
エアチューブはどんなものでもかまいませんが、柔らかいモノの方が使い勝手がよいと思います。

問題はエアチューブ用の開閉弁です。

↑このようなものが理想ですが、これだけ単品で手に入れることは難しいかもしれません。
もし手に入らないなら三又分岐でも代用が効きます。
最悪の場合は無くても洗濯バサミではさんでなんとかなります。

滑り止めマットは100円ショップで売っているような安いやつで十分です。それを4cm×2cmに切り取って使用します。

残りの材料のペットボトルとペットボトルのフタですが、使えるものと使えないものがあるので注意が必要です。
ペットボトルは四角の物を使用します。
これは置き台として使用するには四角のものが都合がよいからですが、他の形状でも工夫次第では代用が効きます。

一番注意が必要なのはペットボトルのフタです。
ペットボトルのフタは主に2種類あり、一体成型のモノと内ブタが分かれているモノがあります。

↑使えるのは一体成型のものです。
フタが分かれているモノだと加工によって、密封性が保てない問題が出てきます。
ですから内ブタが分かれていない一体成型のフタを選びます。
地域によっても違うかもしれませんが、私の住む八戸で売っているサントリーDAKARAのペットボトルのフタが一番加工に向いているようです。

2.フタに穴をあける
材料がそろったら、フタから作り始めます。

まずドライバーのセットにあるようなキリ状のドライバーで、フタに2箇所穴をあけます。
とにかく穴があけばいいので、もしキリ状ドライバーがなければアイスピックでも押しピンでもかまいません、とにかく穴さえあけば。

↑穴を開ける位置はだいたいこの位置です。

↑裏から見て、内側のリング内に穴がくる様にします。
リング上やリング外だと穴が開けづらくなります。

2つ穴があいたらその穴を広げていきます。

↑まずは小さい+ドライバーで穴を広げます。
回すとドライバーの径まで穴が広がっていきます。

↑穴が広がったら今度は+ドラーバー大で同じことをします。

↑↓この状態まで穴を広げます。

大きな+ドライバーの径がちょうど、ジョイントの径と同じになります。

3.ジョイントをつける
フタに穴があいたら、ジョイントを取り付けます。

先ずジョイントの1つを切ります。

↑全体の4分の1ほどを片側だけ切り落とします。
この切ったジョイント側から水が流れることになります。

次の切った方を下にして、ジョイントを差し込みます。

↑この時完全には入れずに、少しだけ隙間を残しておきます。
この隙間にゼリー状瞬間接着剤を流し込み、その後最後まで押し込みます。

↑もう1つの穴に残りのジョイントを差込み、同じように接着します。
ジョイントを2つ接着したら、機密性をあげる為に接着剤を盛り上げます。

↑フタとジョイントのつなぎ目に接着剤を盛っていきます。
この時隙間が出来ないように注意して接着剤を盛ります。この時の出来次第で水漏れするかどうかが決まります。

4.チューブ等を取り付ける

ジョイント取り付けが終わったら、チューブと開閉弁を取り付けます。

切ったジョイントの方が水が出る方になりますので、その反対側に開閉弁を取り付けます。
まずはエアチューブを20cmずつに切ります。好みで大まかにやって問題なしです。
切ったエアチューブの1本を内側をよく見て確認しながら、切っていない方のジョイントの上方に差し込みます。さらにそのチューブのもう1方の端に開閉弁を取り付けます。

↑残ったジョイントにもエアチューブを取り付けます。
これでフタ部分は完成になります。

4.ペットボトル置き台作成
フタさえ出来れば点滴は可能ですが、さらに便利に使うためのペットボトル置き台を作成します。

まずはペットボトルを切り取ります。

↑下から12〜13cmほどで切り取ります。
これより短いとチューブが挟まれる恐れがありますので注意して下さい。

↑次に切り口の四隅を切り取ります。
4辺に直線部分だけ残るような感じで、角周辺を深さ1cmほど切り取ります。

次に残った部分をロウソクなどで加熱(置物底上げネット作成法等参照)し、内側に曲げていきます。

↑このような感じまで曲げればよいでしょう。
この時曲げ部分がススで汚れますので、ふき取っておきます。

この折り曲げた部分に滑り止めマットを貼り付けます。
まず滑り止めマットの4cmの1辺にゼリー状瞬間接着剤を薄くつけます。この時接着剤は表裏につけます。
滑り止めマットの接着剤をつけた辺を、ペットボトルの曲げた部分内側に入るように差し込みます。
差し込んだら曲げた部分の上から押さえます。
↑この状態でくっついたと思います。

この状態で残りの4cmの1辺に薄く接着剤を塗布します。
滑り止めマットを折り曲げて接着するので、ペットボトル内側に見えている片面だけに接着剤はつけるようにします。
接着剤を塗ったら滑り止めマットを折り曲げ固定します。

↑このような状態で接着しているはずです。


↑この作業を4箇所で行うと、こんな状態になります。

さらにこの台の下部に、エアチューブを出す為の穴を空けなければなりません。
エアチューブ2本が通ればいいので2cm四方もあれば十分ですが、見た目をキレイにしたいのであればペットボトルの凹みの形に沿って切るのも1つの手です。

まず切る前に穴を開けます。穴をあけるポイントは切る予定の部分の上、2〜3箇所ほど開けておきます。

↑この穴と穴を繋ぐ感じでハサミで切るとこうなります。
この状態から凹みにそって切っていきます。

↑するとこのようにキレイ気に仕上がります。

これでペットボトル置き台の作成が終了し、点滴器全ての製作が完了になります。

5.使用法
点滴器の作成は終了になりましたので、最後に使用法を説明します。

まず空のペットボトルに注水用の水を入れ、そのまま置きます。
そのペットボトルに作成したフタをとりつけ、逆さにせずに置き台をかぶせます。この時エアチューブを置き台の穴に通しておきます。
チューブを通したら開閉弁を閉め、注水側チューブに延長エアチューブをつなぎ、注水位置にその一端を設置します。
この状態になって初めて逆さにします。
置く場所はもちろん注水する水面よりも高い位置です。ライトの上など平らな所に置きましょう。

逆さにしても開閉弁を開けるまでは注水側からも水が出ません。開閉弁を開けると水が出始めるのですが、空けた瞬間開閉弁側から水が出ることが絶対ないとも言えないので一工夫します。
開閉弁をフタより上にもちあげます。これで開閉弁から水が溢れることはありません。
ゆっくりと開閉弁を開いていくと、ペットボトル内に空気が入り始めます。その空気の量の調整で注水ペースをコントロールします。


今回は500mlのペットボトルで作りましたが、他のペットボトルでも応用は効きます。
フタ部分に関してはそのまま流用できますし、置き台がなくても紐で吊るすなりしても使用できます。
もし気が向いたらお試しください。

6.使用法 ver1.1
ペットボトル点滴器使用法で新たにわかった欠点等があり、それに対応すべく使用法が新バージョンになりました。

まず欠点をお知らせします。
開閉弁を最大限開放しますと、エアの巻き込み量が多くなりすぎて動作が不安定になることがあります。
実際の動きでは、ペットボトルが膨らんだりしぼんだりという状態になります。
この時、エアの吸い込みとペットボトルの収縮のタイミングが悪い意味で噛み合うと、吸水側から流水し始める可能性があります。
また、注水先のチューブが水面に達している場合でペットボトルが落ちたりして水槽より低くなった場合にも、逆流する可能性が高いです。
これはゆっくり注水するという本来の目的では、まず起こらない現象だと思いますし、注水中はその場を離れちゃダメジャンとかのツッコミ対象になりまくりの事象です。
が、このままでは提案者として個人的に気に入らないので(ワガママ)、またちと使用上の不便を解消すべく(個人的な理由)、使用法がver1.1になりました。

追加部品は、逆流防止弁1個です。エアーポンプに水が逆流しないようにするアレです。
今までは下記のような接続法をとっていました。

これに開閉弁を挟めることになりました。

↑このような感じで開閉弁とフタのつなぎの間に挟めます。

先ずこの方法で、先にあげた逆流現象が起こらなくなります。
より安全に点滴が行えることになります。

また今までだと、開閉弁を閉めた状態でフタより高い位置に持ち上げて調整していくのですが、ペットボトルの水を交換するごとに再調整が必要でした。
しかしver1.1では、開閉弁をワザワザ閉める必要なくペットボトル交換ができるようになりました。逆流防止弁がその役割も兼ねているからです。
これにより、今まで以上に作業の効率化が望めます。

今までペットボトル点滴器を利用していた方にも、ver1.1の導入をお勧めいたします。

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