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▼実験方法及び目的▼ 水槽をやっていると時として、招かれざるモノも発生してきます。 その内の1つにゲジと呼ばれる生物があります。 ゲジへの対処法はエビや稚魚への影響があるものばかりで、なかなか良い方法がありません。 一番の方法は水槽内に持ち込まないことですが、気づかぬうちに水草などとともに混入する場合も少なくありません。 そこで、ゲジが水槽内に持ち込まれるリスクを減らす為に、木酢液での水草の処理を目指したいと思っています。 先ずはゲジの木酢液への耐性等を調べ、その後水草を漬け込んだ時の影響を調べた上で、水草への影響が少なくゲジを完全に駆除できる方法がないかを模索します。 実験方法は以下の通り。 ゲジをネットに入れ木酢液(100%)に漬け込み、その後水洗い後に個別隔離し経過を観察。 漬け込む時間は10秒、30秒、1分、3分、5分で行います。 ▼実験結果▼ 漬け込み時間によるゲジの駆除実験
また1分〜3分でも影響はあると思われる。 5分漬け込みによる駆除検証実験
ゲジ駆除の意味合いでは5分漬込みで、ほぼ100%駆除できると言えるでしょう。 ただし水草などがそれに耐えうるかの問題もありますので、その部分の検証を時期実験で行いたいと思っています。 ▼レポート▼ ◆2003/11/15◆ 今日から実験を開始します。 10秒、30秒、1分、3分、5分とまずは漬け込み個別隔離しました。 ↓木酢液10秒漬け込みです。 ![]() 隔離直後から何事も無かったかのように元気に動いています。 正直10秒でどうこうなるなら苦労しない、 と思っています( ̄〜 ̄; ↓30秒漬け込みです。 ![]() 隔離直後はかなり動きが悪かったのですが、1分もしないうちに元気に動き始めました。 影響は少ないようです。 ↓1分漬け込みです。 ![]() 隔離後はぐったりしていましたが、数分で歩き回るまでに回復。 その後の影響も少ないようです。 ↓3分漬け込みです。 ![]() 隔離後しばらく身体を曲げ動きませんでした。 10分ほどして動き回れるようになったようですが、若干脚がマヒしたようになっています。 今後の経過を見守ります。 ↓5分漬け込みです。 ![]() 漬け込み後まったく動けずひっくり返っていました。 10分ほどたった今は動いていますが、脚の動きもおかしく逆さになったままでも気づかないかのように振舞っています。 何らかの機能障害を起こしているのでしょうか。 このまま経過を観察します。 ◆2003/11/16◆ 1日経過して変化が現れました。 10秒から3分までは、全て元気で後遺症もなしです。 ただ5分漬け込みだけは結果が違います、☆になっています。 控えめに考えても、5分間木酢液に漬け込むことでゲジを退治できる可能性がある、と言えるでしょう。 もう数日3分漬け込みだけ観察継続しようと思っています。 また次回から、5分漬け込みの駆除率を探る実験も開始します。5〜10匹程度を同時に漬け込むなどして、駆除率を調べようというものです。 この実験で100%となる地点を見切りたいと思っています。 ◆2003/11/18◆ 3日経過しました。 前回と唯一違うのは、1分漬け込みのゲジが脱皮不良のような状態にあることです。 ![]() ↑こんな感じです。 後ろがとれないようで、あまり身動きできないようです。 木酢液との因果関係は不明です。 以上の結果をもって、次の段階に入ります。 第2段階の、5分漬け込みゲジ駆除率実証を開始しました。 10匹のゲジを用意し5分間木酢液に漬け込み、その後の死亡率を観察します。 ![]() ↑漬け込み直後の画像です。 少し見づらいですが、10匹に稚ゲジ2匹が確認できます。 引き上げ直後動いている個体は0でした。 数分後に脚を動かしている個体を数匹確認、いずれも大き目の個体です。 やはり個体の大きさで効き方が違うようです。 このまま経過を観察し、どれだけ☆になるかを見極めたいと思ってます。 ◆2003/11/20◆ 5分漬け込みゲジ駆除率実証実験ですが、12匹のゲジ死亡を確認しました。が、他にも1匹いたようで動いています。 かなり小さいゲジで色も透明です。 今まで観察した結果からは、小さいゲジの方が木酢液に弱い傾向にあります。ですが今回は一番小さいゲジが残る結果になりました。 耐性があるとは思えませんので、何らかの原因で木酢液の影響が少なかったと考えられるかと。 そういえばゲジの中に小さいゲジがいることがあります。ちょうどお腹のところがへこんで、そこに収容される感じで。 とすれば、そこに隠れていたかあるいはそこから生まれたのか… ということでネットで調べてみました。 ゲジ、正式名称ミズムシで等脚類ミズムシ亜目な生き物だそうです。フナムシやワラジムシの親戚なそうな。 さらにあるHPでお腹に収納されているのがメスとの話が…でも違うHPでは重なって交尾するという話で収納されているというのは初耳です。 私の経験では、同じ大きさのゲジが重なっていることも、小さいのがお腹に収納されていることも見ています。 もし仮にワラジムシに近い繁殖形態だとすると、お腹に卵を抱いて生まれた子をしばらくお腹にくっつけたままでいます。と考えると子供の可能性もあるのかなと。 メスにせよ子供にせよ、お腹の中に収納されているゲジは木酢液の影響が少ない可能性があります。 とすれば、間を空けて2度木酢液につける必要があるかもしれません。 あるいは単純に、生き残った子は異常に木酢液に強い子なのかもしれません。 今後この子をもう数日観察した後、再度5分漬け込みにを行います。 その結果を見た上で、もう一度10匹程5分漬け込みを行おうと思っています。 とりあえず現在までの結果では、 13匹中12匹死亡1匹生存、駆除率約92.31% とすれば2度漬け込みをすれば99.41%駆除できる計算です。 特別に木酢液に強いゲジでないことを祈るばかりです。 ◆2003/11/27◆ 例の1匹生存ですが、11/22に☆になりました。 他にも隔離しているゲジがいますがそちらは生きていますので、他の原因は考えにくいです。 おそらく最初の5分漬けの時ように、一時持ち直した後に力尽きたと見るべきでしょうか。 木酢液のゲジに与える影響はけして小さくないと言えるでしょう。 今後はあと2度ほど5分漬け込み実験をしつつ、同時進行で水草木酢液耐久実験も開始したいと思います。 ◆2003/11/29◆ 再確認の5分漬け込み実験を2回、昨日行いました。 以下が漬け込み直後の画像です。 ![]() ↑こちらがその1つ、11匹程います。 ![]() ↑こちらがもう1つ、14匹ほどいるようです。 どちらも漬け込み直後に動く個体は0でした。 1日経過した今日確認したところ、昨日と変わらずに動く個体は0。 まだ数日このまま観察しますが、5分漬け込みでの駆除率は限りなく100%に近いと言ってよいかと考えています。 今後は水草数種による単独漬け込みで影響が出るかどうかを調べ、最終的にはゲジだらけにした上での漬け込みを行いたいと思っています。 ◆2003/12/09◆ ゲジ5分漬込み実験の最終報告です。 結局あの後動き出す個体はなく、全て駆除できました。 ゲジは5分木酢液に漬込むことで、ほぼ確実に駆除できるようです。 また1分以上の漬込みでも影響は出るだろうことを確認しています。が、こちらは100%とはいえない状況です。 |
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