| ◆金魚短期巨大化育成実験(12歳頃の出来事) 私が中一の頃にふと思ったことがあります。 『金魚の長期飼育はできるようになった。でもどうにも育ちが悪い。3cmの金魚が1年で6cm、せいぜい8cm。なんとかもっと巨大にできないだろうか?』 ある意味飼い主の当然の願いであることです。 このことを考えた時から、私の挑戦が始まりました。 先ず最初に取り組んだのは、エサを大量にあげることでした。単純な発想です( ̄〜 ̄; 1日1回あげていたエサ(エンゼル)の回数を徐々に上げ、最終的に1日5回にしました。 これはある程度の結果が出ました、食べればその分肉になる。 でもエサのあげすぎが原因で当然のようにあの問題が浮上します。 フンも大量になりました。 最初のうちはよかったのですが、徐々にフンの量にろ過が追いつかなくなってきました。 当時のろ過は上部ろ過を使用、吸い込みはノーマル水中のまま、それを3cm砂利の水槽で使用していました。エサを増やす前はそれで十分だったのですが、エサの量を増やすと砂利の上にフンがかなり溜まるようになりました。どうやら砂利に引っかかっているようです。 以前はエアレーションを利用した水流でフンをムリヤリ吸い込ませていましたが、フンの量が増えすぎて固まって砂利にくっついていることが判明。 そこで底面ユニット直結をし、吸い込みを底面に変更しました。 底面ユニットの導入で劇的にろ過が促進しました。 底面吸い込みによって底面全体から吸い込まれることで、砂利の上に固まるといった現象は現れなくなりました。底床内に吸い込まれ、さらに底面ろ過の効果もありろ過効率もかなり増加したようです。 でも今度は、底床が詰まるという現象が起こりました。 底床が詰まった原因を考えていく上で注目したのは、フンの大きさと砂利の大きさの比較です。 その時使用していた砂利(3〜5mm)では隙間が小さすぎるので、金魚のフンだとつまるだろうと判断し1cm以上の砂利に変更、隙間を大きく確保しました。 これによりまたもやろ過効率が上がりました。底床内が詰まることもなくなりましたし、水の流れはますますよくなり水が滞ることもなくなりました。 手探りの連続でその間にも多くの金魚が☆になりました。 ですがようやく、大量のエサやりでも少なくとも飼育環境には影響のないろ過が完成したのです。 しかし思ったほど育成効果はありません。3cmの子がせいぜい10cmになる位です。 そこで今までの結果を思い出し、改良点を探すことにしました。 いろいろ考えた結果、冬場のエサ食いの悪さにたどり着きました。加えて、エサを食べてもあまり育ちません。 そこで注目したのが水温です。 魚は変温動物です。金魚も当然変温動物です。 金魚はフナに近い魚なので、冬場温度が低い時は冬眠に近い状態にあります。ヒーターを入れていない私の水槽は、冬場5度以下にまで温度が下がります。 これで金魚が☆になることはないにしても、少なくとも変温動物が成長できる温度ではありません。 そこで365日ヒーティングを始めました。 当初は20度で育てていました。 大量エサやりとの併用で、3cmの子も1年で12cmオーバーにまで成長させることに成功しました。 さらに金魚の適正温度をエサ食いなどから調べた独自の結果では、25度ほどでもっとも活発だと判明。 そこで25度での365日ヒーティングをした結果、3cmの子が1年で15cmオーバー、5cmの子が20cmオーバーという結果を出すことに成功しました。 最大の子で30cmほど、うちにきた時7cmほどだった子が1年でここまで大きくなったのです。 これが私が中一から3年ほどかけて行った実験の結果です。 この結果生まれた子は、普通の金魚とは体型が違います。 体長に対する体高が高く、体厚もかなり太いです。確か25cmの子で体高が8cm、体厚が4〜5cmもありました。 これはムリヤリ食べさせた結果であり、また長期的にどういう影響が出るかもわかりません。この方法でソフトボールほどになった流金は、肉腫(良性っぽい)ができました、少なからず飼育法の影響があったと思います。 多くの犠牲を積み重ね、この実験で私は金魚の短期巨大化育成法を完成させただけでなく、りうか流水槽のろ過がレイアウト、エアレーションなどの基礎を築くことが出来ました。 自分の首を絞める発言ですが… アクアリウムはエゴであると思います。 本当に魚のことを思うなら自然のままにしてあげるべきですし、本当に自然を愛するなら小さな入れ物に入れるべきではありません。 ですがアクアリウムをしている人は、アクアリウムが好きだからしているのだとも思います。 ある種の矛盾をはらみながらも、少なくとも魚やエビなどと一緒に暮らしたい、そのような気持ちの延長にアクアリウムはあるのではないでしょうか。 それが悪いとは言いません、私もやってる以上言えません。 ただ生き物を飼うということに責任を持ち、また☆になった個体に応える様に自らの水槽の欠点を埋めていくこと、これはアクアリスト一人一人に求められていることなのではないでしょうか…とそう思うのです。 金魚などは人のより作られ、一部の種は自然ではまず生存できない形状に変わっています。 また人の事情で元祖ビーシュリンプのように、自然界ではいないのではと言われる種もおります。 これらもある意味人のエゴの産物なのでしょう。 取り戻せぬことも事実あります。 ならばせめて水槽内での自然を作り上げよう、 おこがましいとは知りながらもこの考えの元に、私は今も水槽作りをおこない、今以上の方法を模索している最中です。 |
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