◆ザリガニ凍結事件(8歳頃の出来事)

オタマ共食い事件の後のこと、私はザリガニを飼い始めました。
理由は単純、カエルのようにガラスをよじ登らないから( ̄〜 ̄。
そしてけっこう簡単に増える、これはかなりよろしい。
今ほどワサワサに狂っていなかったとはいえ、すでにその趣があったりうかキッド(仮名)はワサワサに魅せられていました。

飼いたい…
飼っちゃえ!
飼いまくりよ(=ロ=!!
↑飼いたい気持ち肯定3段活用

そんなこんなでザリガニを飼ってみることになりました。
当時二親の言葉をまだ信用していたりうかキッド(仮名)は、「グッピ〜の水槽のままで飼えるよ、今度は病気にならない」という言葉を素直に信じました。
こうして秋に買ったザリガー夫妻は、元グッピ〜水槽で新婚生活をすごすことになりました。

ザリガー夫妻はなかよくいちゃつき、すぐにお腹に卵を産みました。
うれしいのうれしくないのってうれしいにきまってるわさ〜(=ロ=!!というぐらいに喜んだりうかキッド(仮名)に応えるかのように、稚ザリガーがワサワサ生まれて幸せな日々が過ぎていきました。

しかし…その時季節は12月、すでに氷点下の日々がきまくっている八戸でした。
水槽のあった部屋は陽も当たらず、室内だというのに冬の間は最高気温3度、夜には氷点下を容赦なく叩いていた恐ろしい環境です。
元グッピ〜水槽はヒーターがありません(グッピ〜全滅事件参照)。ただサーモスタットの光だけが水槽内を照らします。
その寒さはザリガー一家にも襲い掛かりました。

ある日、水面が凍っていることに気づきました。
よく見ると、ガラス全面と水槽の下も凍り付いています。その厚さおよそ2cm。
稚ザリガーは全て凍っていました。
親ザリガーは脚が凍っていましたが、触角は動いており生きているもよう。でも抜け出す力が無いのか寒すぎて動けないのか、まったくあがく様子もありません。
すぐさま男親に凍っていると伝えましたが、「そんなはずはない、ちゃんと光っているからヒーターは働いている、寒さが厳しすぎるんだ」とのこと。

そうなのかと思いがんばって凍った水面にお湯をかける日々。
しかし数日後…お湯をかけてもかけても追いつかずに、
ついには水槽は完全に凍結しました。
ガラスは割れ、鉄のフレームも曲がり、ザリガー一家は生前と変わらぬ姿のままに凍りついたのです。

やがて春が訪れました。
『金魚は凍っても融けるとまた生き返ることがあるという…ザリガニももしかしたら…』と、かすかな希望を信じて、来る日も来る日も凍った水槽を観察していました。
やがて融け始め、全て融けるまでにさらに半月ほど、
ようやく水槽内の全ての水が融け終えました。
そして現れるザリガー一家…
クサイ…(TへT;
生き返るどころか見事に腐り果てていたのです。

振り返るといくつもの基本的な問題点があると思います。
まずサーモスタットだけでヒーターが入ってない、論外です。
水槽のガラスが割れるまで凍らせた、そこまで放置しちゃダメです。
融けたら生き返るかも、哀しいけれど現実を見つめましょう。
子供は大人(自称)の言うことを信じます。適当なことを言うとあとあと冷たい目で見られます。
それどころか、場合によっては漏電や火災などの事故にも繋がりかねません、知ったかぶりをすることは危険だと親の振る舞いを見て思っていたりうかキッド(仮名)でした。


余談ですが、水が凍ることに対する誤解も世の中にはいっぱいあります。

水が凍る温度は0度、と学校で習ったと思います。
正確には水が凍り始める温度が0度で、実際には0度ではほとんどの場合水は凍りません。
純粋も0度では凍りそうで凍らない、融けそうで融けない非常に微妙な状態です。
しかも水に物質が溶けると凝固点降下が起こり、0度より低い温度で凍り始めます。
つまり、凍った時にはすでに水温が0度以下になってる可能性もありうる、ということです。生体には危険です。

逆に、水温が0度以上でも水面は凍り始めます。これは気化熱による表面温度の低下によります。
実際には0〜3度とかなり冷たい時にしか日本では起こらないでしょうが、条件によっては起こらないとも限りません。
例えば屋外にフタをしないで水槽を置けば、風によって水面の温度が下がり氷がはる可能性があります。
水面が凍った場合、生体への影響はほぼないと言えます。
ただし、水槽にヒビが入る可能性も0ではないので避けるにこしたことはありません。

このように、保温器具がないと意外に凍ることがあります。またそのような場合、凍るのは水面からとは限りません。
ガラス水槽の場合はけっこうガラス面や底面からも凍っていきます。プラケースやプランター、アクリル水槽などはガラスより断熱効果が高いのでいくらかましですが、それでも空気に接している部分は凍りやすい傾向にあります。
実は底から凍るのが一番危険です。
変温動物は温度が下がると活動が鈍ります。そして底面付近で活動(ほぼ冬眠)します。これが非常に危ない。
自然界では地熱などにより凍るのは水面からと相場が決まっており、底から凍ることなど皆無です。
つまり、生き物にとっては底から凍るのは予想外のことだったりします。おまけに半冬眠状態であまり動けません。
結果哀しい&クサイ状況になることもあったりします(;〜;

できる限り冬場の屋外(もしくは激しく屋外に近い屋内)での飼育は避けある程度以上暖かい屋内に持ち込む、ムリならせめて半分地面に埋めるか、容器の周りを土などで覆って保温する、これが密かに大切なことです。
春になって笑顔でいられるか、あるいは哀しみに包まれるかは、冬場を迎える前の秋口の対応次第だったりします。

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