◆底面ろ過信者化事件(11歳頃の出来事)

今でこそ底面ろ過に激しく傾倒している私ですが、初めから底面ろ過至上論を掲げていたわけではありません。
私にとっての底面ろ過…それは小5の時のあの出会いから始まったのです。

私の行っていた学校では小5の時に、市の施設に泊まりこみをする、という学習があります。
種差少年自然の家なるその場所でのたりくたりと海藻でしおりを作ったりあちこち歩いたりいろいろするのですが、その時に私はあるものに目を奪われました。
私が目を奪われたもの、それは1台の水槽でした。

その水槽は名前もわからない川魚(?)が泳ぎ、パッと見にはそれほどキレイとか派手とかには無縁のありきたりなモノです。
しかしその水槽のある点に、私は非常に興味をもちました。
それはガラス面、ガラスが非常にキレイなのです。
その水槽のガラスにはコケ1つなく、驚くほどに水が澄んでおり、それにとても驚いたものです。

当時私は金魚水槽のコケに悩まされており、また汚泥と化したフンにも困っていました。
しかしその頃の魚屋さんの言うことにゃ、
「水換えしないとダメだよ〜( ̄〜 ̄。」
と言うばかり。それどころか、
「毎週水換えしないとダメだよぉ〜( ̄〜 ̄。」
との恐ろしいことまで言う始末、
今のようにネットも無い時代、ろ過に詳しい知り合いもおらず、私はさして疑いもせずに魚屋さんの言葉を信じていました。
だからその水槽を見て、
『これはもうすごい水換えしまくってるんだすな…( ̄〜 ̄;』
とその労力に感心していました。

そのままズ―ッと飽きもせず水槽を見続けるりうか、
それが余程異様だったのか施設の人が声をかけてきました。

「ハハハ、ヘイ、水槽好きなのかい( ̄▽ ̄」
実際にはこんなアメリケンな話し方ではなかったはずですが、水槽を見つめるりうかには笑いながら話し掛ける男の人の声が、アメリケンに聞こえました(妄想)
『キレイですね、水換えどれぐらいでやってるんですか?』
と問うと、
「ハーハッハ、もう1年もしてないよ( ̄▽ ̄」
と意外な言葉が!!
驚くりうかにさらに職員は上機嫌で続ける。
「ハッハハハ、この上の装置を見て御覧( ̄ー ̄」
『オリジナルの上部ろ過装置だすね( ̄〜|水槽|』
「そうさ、オリジナルさハッハッハ!でもそれだけでは無いんだよ、BOY、これにはすごい秘密があるのさ( ̄ー ̄。」
『秘密ですか(=Д=!?』
「実はこの上部ろ過には、石が幾層にも重なっているのさ!まさに自然のろ過を再現しているのさ(@ロ@!!!!」
『なんですと(@Д@!?!?!?!?』
…まぁ実際にはショックのせいで記憶がすりかわっている恐れが多分にありますが、内容はこんな感じでした。
ろ過装置を実際に見てみると、確かにろ過槽には石が敷き詰められ、穴あきパイプで水をまいていました。
驚く私に職員は続けます。
「この砂利の底から吸って上部ろ過装置でさらにキレイにしてるのさ!上と下とのダブルろ過さ!!ハハハ(=Д=!!」
そう言いつつ(偽りの記憶の可能性大)、職員は離れていきました。

その夜、私は考えました…

底面ろ過+上部ろ過でろ過能力は上がる。
でも上部ろ過にも砂利を使っている…
これはある意味、底面ろ過の底床を厚くすることと同じではないだろうか?
ということは底床を厚くすると、ろ過能力が上がるのではないか?

このことは高いろ材でないと高いろ過能力は得られないと考えていた、当時の私には非常に衝撃的な出来事でした。
この時の出来事が元で、私は底面ろ過の底床の厚さを意識するようになり、その結果ろ過効率は劇的に向上していくことになり、水換え頻度も驚異的に減っていきました。
そしてついには底面ろ過をメインにするようになり、水換えは平均で1年に1回にまで減り、飛躍的に生体の生存率繁殖率も上がりました。

今思うと、これが私の底面ろ過信者化した瞬間だったのです。


今でもあの時の職員が私に説明してくれたことが、現在の順調な飼育にもつながっていると強く実感しています。
ですからあの職員には、本当に感謝しています。
もし役に立たなかったら、単になれなれしいおじさんとして私の記憶に残るはずだったんですけどね(ォィ)

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