◆プレコ圧死事件(16歳頃の出来事)

水槽飼育では時として、思いもかけない行動を生体はとってくれます。
それは他の生体への攻撃であったり、意外なところに逃げ出したりと様々です。
これはそんな生体の意外な行動の1つの事例です。

16歳の頃、その頃の私はプレコに夢中になり始めた時期であり、また金魚巨大化にまだ憑りつかれていたせいもあり、プレコの飼育においても、
より大きく!!
を合言葉に飼育していました。
その為に体長10cmを超えたプレコを金魚水槽に一緒にし、過酷な過食+早食い競争の世界に挑ませました。

プレコは草食である、と思われがちですが、慣れると意外に人口飼料はなんでも食べてしまいます。
そして金魚短気巨大化法で25度以上をキープしエサを与え続けること数ヶ月…
プレコのエサだけでなく金魚のエサまで水面に食べにくるようになったプレコのその体長は、
30cm!!
を超えるに至りました。
ホームセンターで販売名「プレコ」で売られていたセルフィンプレコだったっぽい子で買った時には5cmちょいしかなかった子も、見事に30cmオーバーをしてくれました、60cm水槽で。

でも冷静に考えてみましょう、
Q.30cmのプレコを60cmの水槽で飼えるだろうか?
A.丸っきりムリとは言わないが、かなり厳しい。
そうです、かなり厳しいんです(;=q
一般に魚を飼うには魚が楽に体勢を変えられる大きさ、つまり最小辺が魚の長さ以上あるのが理想と言われています。

60cm水槽の最短辺は30cm…すでにアウト( ̄〜 ̄;
しかももう尻尾曲げて窮屈そうに曲がってらっしゃる…( ̄〜 ̄;;;
完全に水槽の大きさが足りません。
しかも恐ろしいことにその水槽には、ソフトボール大の流金1匹、20〜30cmクラスの和金計6匹一緒にいます。
…ムリ(;へq
かなり厳しい状況です。
もはや魚屋さんの水槽すら生ぬるい、生ぬるすぎる!!、そんな状況です。
がしかし哀しいかな、当時の私には水槽を増やす余裕はなく、なんとか回避策を探さねばならない状況でした。
そこで無い知恵をしぼり、私は思いつきました。

学校の中庭の池には金魚がいる

聞いた話だと、文化祭の度に捨てられてるそうな

その池は河川系から完全に隔離されており、また排水口も無い密閉型なので、自然への影響もないだろう

金魚を池に里子に出そう!!

すばらしいと思いました( ̄〜 ̄。
平たく言うと自画自賛です(ォィ)

次の日私は中庭を担当しているかどうかはわからないが、部活の顧問の先生に訊きました。

『ヘイチーチャー、金魚放してもいいのかい( ̄〜 ̄?』
「オウケイりうか!バンバン放しなよハハハ( ̄▽ ̄。」

ろくに学校にもいかないのにやたら理数系の先公のウケが良い漆黒の腐り気味の脳ミソをもつりうかは、あっさりと先生の了承を受けつつ、小躍りしながら家路につきました。

これで金魚を一気に減らせる!
プレコを伸び伸び育てられる!!
そう考えながら水槽にエサをやっていると…
何故かプレコがよってきません。
『まぁたまにこない時あるし、何か砂利でも漁ってるんだべ』
と思いその日は調べませんでした。

次の日、その次の日とエサをやっても、プレコは姿を現しません。
おかしいと思いつつも、平日学校から戻ってからではとても水槽の水を出して確かめる気力が無いので、そのまま日曜日を迎えたのです。

金魚の移住を数日後に控えていることもあり、どの子をもっていくかを決める意味も含みつつ(でか過ぎてアミ入らん、入るアミは水槽に入らん、ので手づかみGOの為です)、私は水を抜きはじめました。

すると…
『おろ?パイプに黒っぽいものが…』
上部ろ過装置の吸い上げパイプに、黒っぽいものがくっついています。
『見覚えのある形ね…』
どうもプレコの頭部のようです。
『こんなとこに隠れていたのね( ̄▽ ̄』
と再会の喜びにうかれつつ、水を抜いていきます。
でも何かおかしい、水位が下がって胸ヒレぐらいまでになったのに水中に逃げていかない。
『…どした( ̄〜 ̄?』
不思議に思ってプレコを触ってみます。
『動かん…プレコが動かん以前に、
挟まってて
動かねぇ(TДT!?

もう大変です、パイプとガラス面の間にびっちり挟まって、ビクともしません。
上部ろ過装置をズラして、プレコをすくいだしバケツに入れます。
『…動かん(p_q』
すでに☆になったあとでした。

落ち込みつつも、プレコの状況を調べました。
表面の怪我こそ無いものの、頭部の挟まっていた部分が凹んでいます。おそらく隙間にはまってしまい、あがいたら余計抜けなくなり、そのまま☆になったのでしょう…
しかし水槽家に立ち止まることは許されません、他の生きている子まで危険になります。
落ち込むまもなく金魚の選別をしたのを覚えています。

以前「黒出目金首チョンパ未遂事件」でも思いましたが、生体はよそうがいの行動に出ることがあります。
遊んでいるのかなんなのかわかりませんが、自分の身体では通れない処、入れない処に潜ろうとするチャレンジ精神にも似た行動を時としてしています。
運良く無事に済む場合もあれば、このプレコのように手遅れになることもあります。

今でも悔やまれます…巨大化優先でガラス面がかなりミドリで見通しが効かなかったこと…もしあの時ガラス面がキレイだったなら、今ごろさらにでかくなっておらを泣かせていたのかも知れません…。

それにしても…上部ろ過装置のパイプとガラス面の間に挟まるとはどれだけ太いのやら…( ̄〜 ̄;
ララ鮫本店で30cmクラスのプレコを見ても挟まりそうにないので、もしかしたらあのプレコは40cm以上になっていたのかも知れないですな。
逃がした魚は大きいって言うしね(ぇ)

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