◆注意◆
あくまでりうかの聞いた話です。
事実と違うこともあります。
御利用は自己責任で計画的に( ̄〜 ̄。

◆水換えの理由と水中の物質

このHPに訪れてくれた方のほとんどは、水槽アクアリウムに興味がある方だと思います。
昨今はネットの普及もあり、多くの飼育法などの情報が流れています。
そのおかげで昔よりも遥かに、魚などを飼うことに対しての敷居は低くなったと、そう実感しています。

ところで飼育法の意味、御存知ですか?
今回は多くの人が行っているであろう水換えと、水中の物質がどうなっているかをお話します。

水換えは何の為にするのでしょうか?
水換えは硝酸塩などを除去する為に行います。
これは多くのアクアリストが知っていることだと思います。
でもそれを本当に理解して実践していますか?というととても偉そうですが、そう思わずにはいられない人を見かけることがよくあります。

熱帯魚専門店に言ってみると、けっこうな頻度で販売用水槽の水換えなどを行っています。
この魚屋さんでの水換えを見て、
「水槽は水換えしなくてはダメなものだんだな」
と思う人もいるでしょう。
たしかに、展示用に多くの生体を入れた小さい水槽は水換えをしないと維持は難しいです。
でもそれがどの水槽にも当てはまる、ということではないことを御存知ですか。

このことを考える時、水槽の中で物質はどんな変化をしているかということも考えねばなりません。
大まかに言うならば、水槽内には「水」と「無機物=砂利など」以外に、「有機物=生体や水草など」が存在します。
飼っていると当然エサをあげ、生体が食べてフンをします。
この「エサ」も「フン」も有機物です。
フンは水槽内の微生物や、ろ過装置などでの生物ろ過で硝酸塩に変化します。
この硝酸塩は植物にとっては肥料でもありますので、水草の育成や藻の発生生長の栄養源となります。

この時、水槽内に残る物質と残らない物質があります。
水槽内に残らない=空気中に逃げるのは、水草や藻の光合成で作られる酸素と、水草も含んだ生体が消費し生ずる二酸化炭素、そして水です。
つまりO2とCO2とH2O=炭素と酸素と水素だけが水槽外に出ていける、それ以外の物質は水槽内に残るということです。
平たく言うと多くの物質が水槽内に残る、ということであり、そのなれのはての大部分が硝酸塩です。

さて、魚屋さんの販売用の水槽を思い返してみましょう。
通常の私達が行っている水槽と違う部分があるはずです。
たいていの場合、水草が極端に少なく、水量に対して生体の量がかなり多い水槽になっていると思います。
これは販売上の都合の部分が大きく、水草をキレイに植えても生体をすくう邪魔になることと、1つの水槽にあまりに少ない数だと展示の効率が悪いことが主な原因です。
すると当然、硝酸塩が溜まりやすい水槽になります。
だから熱帯魚専門店などでは、週2〜3回など水換え回数を増やして硝酸塩対策をすることが多いんです。
言い換えると、小型生体だけを適性量入れ水草もある程度植えているならば、そこまでの頻度の水換えは必要ない、ということになります。

この「水槽内に物質は残っている」という考え方をを理解すると、また違ったことにも気がつきます。

例えばコケ=藻、
ガラス面いっぱいにコケまみれになって、それをエビやイシマキガイなどを入れて除去させたとする。
でもこの状況を違う方から見ると、コケは硝酸塩をコケが取り込んで水質浄化をしている(でも見た目は汚い)、とも言えなくはない。
もし、ろ過能力が追いつかない状態でこの水槽に大量のエビなど入れたら、一気に食い尽くして水質悪化、水質悪化で弱った頃にはエサ不足、という事態にもなりかねません。
このことを考えると、水槽のバランスを崩さない程度のコケ対策生体の投入をするか、あるいはこまめな水換えと餌やりで対応するかしないといけないのだと理解しやすいのではないでしょうか。

よくある添加剤などにも同じことが言えるかも知れません。
手軽にphを調整できるタイプの添加剤などを使う人もいるかと思いますが、あれもおそらく水槽内に留まっていると思われます。
効果がなくなっても物質は存在することはある、これはエサが無くなってもフンとして物質が残っていることと同じです。
この手の添加剤を頻繁に使っているならば、その残留物質を除去する為に水換えの頻度を増やさねばならないでしょう。薬剤に弱い生体がいるならなおさらです。
あるいは、添加剤の使いすぎで頻繁な水換えをしなくてはならない人もいるかも知れません。


見た目がキレイな水が、生体に適したキレイな水とは限りません。
そして水換えがどの程度必要なのかは、その水槽ごとに違います。
水槽は限られた世界で生き物を世界を作ることでもあります。
その為の最良の手段が何なのかを考えてみるのも、生体の為にはよいのではないでしょうか。

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