3rdシーズン 他のろ過との対決!激闘編
第3回 外部ろ過VS底面ろ過
 
とうとうこの日が来ただわさ…
どうかしただすか?
流行りの外部ろ過と雌雄を決し!
底面ろ過の意義を示し!!
サギーの美しさを世に知らしめるのよ!!!!
はぁ…
そうよ!あちしは今日、歴史を変えるのよ!!流行の外部ろ過を完膚なきまでに叩きのめし!全国1000万の外部ろ過信者を駆逐し!あちしが大統領に就任するんだわさよ!!
はぁ…
…テンション低いわね、
文句あるなら言ってみるわさよ
あの…申し上げにくいことだすが…
とりあえずサギーが美しいかどうかはどうでもいいし、
歴史を変えるほどのインパクトもさすがにないし、
外部ろ過を叩きのめす意味もないし、
全国1000万外部ろ過愛好家を駆逐することもないし、
サギーは大統領になれないというか
それ以前に日本には大統領おらんし、
90%以上ツッコミどころだすよ…
周りを気にして「信者」を「愛好家」という辺りが
ちみの器の小ささよね、
こういうことはバシっと言っちゃえば良いのよ。
いやいや、
無闇に敵を作る必要はありませんがな…
敵を作るつもりはない、事実を述べるのみね。
ただそれを聞いて「そういう見方もあるよね」と
素直に受け取る建設的な外部ろ過愛好家もおるが、
同時に「ふざけるな!外部ろ過は最強!底面無能!」
と耳も貸さずに自論を吐くだけの信者もおるだわさ。
いやだからそういうのがね…
そんな感じで
外部VS底面
いくぞ!!!!
…何卒おてやわからに
先ずは前回、前々回同様ろ過能力からいきましょう。

物理ろ過については外部ろ過の圧勝です。
すでに何度も話しているように、
底面ろ過には物理ろ過はなしです。
それに比べて外部ろ過は、吸水部のスポンジで
まず外部ろ過の効果がある。
まぁ外掛と同じで所詮ろ過に巻きこまれるのを
防止する為だわさが、そういうのがない
底面ろ過よりは物理ろ過能力は外部ろ過が上ね。
おろ?
以外に素直に負けを認めるのね。
本当の人格者と言うのはね、
自分に不利なこともちゃんと心で受け止めるの。
もちろんそれで嫌な気持ちはするんだわさが、
でもそれを人にぶつけるようなことはしないわさ。
つまりポケロのような小者ではないのよ、あちしは。
…悪かっただすな
生物ろ過、この点に関しては中々判断が難しいわさ。

底面ろ過の生物ろ過能力の高さは
すでに何度も話している通りだわさ。
仮に60cm規格水槽で5cm底床ならば、
水槽容量の約7分の1、約8リットルもの
非常に大きいろ過容量があるだわさ。

ただ外部ろ過もサイズは様々であり、
モノによっては底面ろ過並のろ過能力を
もつモノも少なくはないんだわさ。
ということは引き分けってことだすか?
それがまだそうはいかないわさよ。
ふと考えてみて欲しい、
外部ろ過は水槽外にろ過槽がある、これが大事。
つまり外部ろ過では
総水槽水容量=水槽容量+外部ろ過容量
であり、対して底面ろ過では
総水槽水容量=水槽容量=底床上容量+底面ろ過容量
ということだわさ。
つまりろ過能力自体は互角と言えなくもないが、
水の総量は外部ろ過の方が多くなるので
そういう意味では外部ろ過の方が
水質安定をしやすいということになるだわさ。
…じゃあ底面ろ過の負け?
ところがそうもいかないだわさ。
ろ過能力自体は同じでも、その水流などが違うわさ。

底面ろ過の水流は非常に緩やかにまんべんなく
底床に行き渡っているだわさ。
これは言い換えるなら、一部がつまるなどの
ろ過トラブルが発生しても全体がダウンすることはない、
ということでもあるんだわさね。

対して外部ろ過は容量こそ同じだけれども、
底面ろ過に比べてそれは狭い部分をある程度の
速度をもって流水させるタイプなんだわさ。
この場合つまったりしたら全体に影響する、
そういった可能性もあるんだわさ。

まぁそこまで考えた時、
生物ろ過は引き分けぐらいに考えた方が良いかと…
結局引き分けだすか…
どっかの心根も狭ければ器も小さくて
おまけに脳ミソも小さいボケガエルの為に
わかりやすく説明したんだわさよ。
サギー…器でっかいんでなかったのかい?
気付かせてあげること、それもまた優しさの形。

さてろ過の最後は吸着ろ過だわさが、
これは外部ろ過の方に軍配が上がるわさね。
まぁ言うまでもないだわさが、
外部ろ過のろ材スペースは元々いろんなろ材を
状況によって選択できるようになってるわさ。
だからそういう意味で外部ろ過の勝利わさね。
ということは…
ろ過能力は外部のが勝利ってことだすね?
まぁろ過能力だけ見ればね。
器が大きいんだすから
素直に負けを認めるだすよ。
別にポケロに負けたわけではないし、
それに「だけ」ってのは大事なところよ。
そうなんだすか?
そうよ、それが今回の最重要ポイントだわさ。
ほうほう
これから話すことは管理とも密接な関係があるわさ。

管理のしやすさ、
外部はちとろ材交換が面倒で、
底床云々は今までのと同じ様なものだわさ。

ただね、外部ろ過はその使われ方から、
どうしても直面する問題があるんだわさ。
問題?
大型魚飼育にも使える、という前提があるのよ。
まぁそりゃ大型魚とかにはピッタリだすが、
でもそれのどこが問題?
外部ろ過は大型魚が飼える。
また外部ろ過はろ過能力が大きい。
そういう飼育はどういう飼育になるか…
多くのエサを与えても行える飼育、
ということになりがちなんだわさよ。
でもでも、
そんなのろ材交換すれば済むだすべ?
その通りよ。
だからそこが問題にもなると言っているの。
…どゆこと?
外部ろ過の原理はけして難しくないわさ。
大きいろ過容量に水を入れてろ過する、
ろ材が汚れたら交換すれば良い、
ろ材を交換すれば良いから水が汚れる飼育でも
うまくおこなうことが可能である。
これが外部ろ過の原理だわさ。

つまり外部ろ過のろ過能力は、
ろ材掃除とろ材交換に支えられているんだわさ。
それはわかるだすが…
でもそんなの他のろ過でも同じでしょ?
それが違うんだわさよ。
外部ろ過は容量の割には狭い部分を早い水流で
通過させるタイプのろ過だわさ。
その大前提にはろ材が問題ない状態である、
ということが当然あるんだわさ。

ここからが大切、
他のろ過では、少しぐらいろ材管理が遅れても、
深刻なトラブルにはなりづらいわさ。
底面ろ過なら少し水流が悪くなるぐらいで、
けっこう隙間があるところから水が流れていく。
外掛でも吸着ろ過の効果はなくなっても、
ある程度の生物ろ過でそんなには問題は出ない。

が、外部ろ過では限界を超えると一気に問題が出る。
ちょっと考えてみ、
外部ろ過って他のろ過と違って密閉したろ過なのよ。
つまり密閉状態で水を満たしろ過するから、
ろ材全体が効率的に働くんだわさ。
でもそれは一歩間違えば最悪の状況に成り得る。
その最悪の状況とは、止水域の発生だわさ。
もし外部ろ過の水流が止まる、もしくは
一部に水が流れない部分が出来たらどうなる?
えっと…もしかして…
嫌気バクテリアとか活動しちゃう?
そうだわさ。
密封状態がアダとなり、流水が滞って酸欠になれば
嫌気バクテリアの活動が活発になるかも知れない、
すると通常の好気ろ過サイクルと別のサイクルが生じ
結果水質悪化することが非常に多いわさ。
外部ろ過をやっていたらある日突然エビが全滅した、
とかはけっこうこの手の話だわさよ。
なまじろ過能力がな高いので
どんどん限界に近づいていることにも気付きにくく、
それに気付かないが故のいきなりの崩壊ね。
でもさ、
それは底面ろ過でも起こることではないだすか?
今日はツッコミ多いわね。
まぁ器の大きいあちしは全て論破してしまうわさが…

底面ろ過で起こる可能性は0ではないだわさね。
ただ底面ろ過の特性として、
絶好調からいきなり崩壊はまずない。
徐々に生体が落ち始め…とかな感じ。

まぁだからあれね、
外部ろ過は管理を誤ると、
一気に致命的なトラブルが発生するだわさ。
そのリスクを考えた時、
外部ろ過が底面ろ過に必ずしも勝っているとは言えん、
譲って譲ってトントンね。
でもでも、
底面ろ過を失敗する初心者は後を絶たないだすよ?
今日はホントしつこいわね。
10年つきあってた彼女もわかれるぐらいしつこいわね。
まぁ偏った愛情も大きいあちしが論破しまくるわさが…

底面ろ過が上手くいかない人の50%以上は、
餌やりができていないことが多いだわさ。
立ち上げたばかりでバクテリアの繁殖がまだなのに
いきなり大量のエサあげたりすると、
底面ろ過が機能しないうちに生体が死んじゃうわさ。
でも外部ろ過だとデフォルトの吸着ろ材があるので、
無茶な餌ヤリをしても大丈夫なことがある。
でもそれを「正しい餌やりを憶えた」と勘違いして、
結果いずれ外部ろ過の限界を超えて崩壊、
ということがよくあるんだわさよ。

まぁ残りの失敗のほとんどは水作り関係だわさね。
初心者のうちは不安で、いろんな薬剤とか
水作りの元とかを投入してしまうもの。
でもそれは時として水作りの妨げになるだわさ。
この時も外部なら吸着ろ材で、
行き過ぎた分を一時的に吸収する可能性がある。

つまりね、
外部ろ過は吸着ろ過も利用しているから、
本当の意味での生物ろ過とかが働いていなくても
それのような働きをしちゃうものなのよ。
これは生物ろ過をとにかく促進する底面ろ過とは
考え方からして違うんだわさ。
うむ…なんでも返すのう…
じゃあさ、外部との連携ってできないんだすか?
それはできるだわさよ。
外部ろ過と底面ろ過を併用すれば
外掛と同じ様な補完関係になれるだわさ。
また外部ろ過の吸水口を底面ろ過につなげれば、
外部ろ過で多いトラブルの吸水口スポンジ目詰まり、
それを避けることができるわさ。
なんせスポンジ表面よりも底床の方が広いわさから、
より長い期間安定して吸水が可能になるわさ。
ふむふむ、
結局外部とも協力できるってことね。
まぁそうだわさね。
だったら最初にあんなに煽らなくてもいいのに…
ん?どした?
キツイ言い様になるだわさが…

近頃は外部ろ過が安く買えるようになっただわさ。
15年ぐらい前には3万ぐらい当たり前だったのに、
今では1万円でお釣りがくるモノもある。
そのおかげで確かにアクアリウムは
今までよりもさらに身近なモノになったわさ。

でもそれはね、メーカーとかの努力の結果なわけよ。
つまり生物ろ過が出来てなくてもある程度は
飼育出来るようなろ材やろ過を開発した、
その部分がかなり大きいだわさ。
そしてそれが当然と思う人も増えたし、
「これこそアクアリウムの真髄」と思い込んじゃう人も
現れているのが今の実情だわさ。

でもね、勘違いしないで欲しい、
外部ろ過も所詮は道具でしかないのよ。
使い方次第で良くも悪くもなるのよ。
外部ろ過だけでなく全てのろ過がそうなの、
良い部分もあるし、リスクになる部分もあるんだわさよ。
だから「外部ろ過が万能」と思うことだけは
本当にやめて欲しいわさ…
だってそれはアクアリウムの可能性を狭めるだけで、
けして良いことではないんだわさ…

だからそう言う意味で、
あちしはあえて外部ろ過と対決しなくては
ならないと考えたんだわさよ…
最初にいったように、
あちしは底面ろ過の欠点も認めているつもりよ。
その上で他のモノと合わせて使っている。
好きなモノは好きで良いだわさ、
ただ盲目に固執するのだけはやめてみないわさか?
それが結局、生体のためだったりもするだわさよ。
そうか…そうだよね…
あまり1つのものにとらわれ過ぎずに、
お互いの良いところを利用していきたいと思っただす。
きっとそれでいいんだわさよ。
ところで今回はもうオチなしで
このまま終わっちゃっていいよね?
そういうところを雰囲気から察せないのが
ポケロの心遣いのなさだわさね…
だから器が小さいのよ…
すまんだす…

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