ギャラリー「蔵」ライブ in 佐川町

■河野康弘さんとのジョイントライブ

 12月。papaの仕事の関係でかねてからおつきあいをさせてもらっているジャズ・ピアニスト、河野康弘さん及び愉快な仲間たちの皆さんを高知にお呼びして、大々的にコンサートを繰り広げました。
 といっても、フラットファイブとずーっと演奏したわけではなく、今回は高知市立の保育園など中心に河野さんひとりで12箇所、愉快な仲間たちの皆さんと合流してかるぽーとで一箇所という日程。河野さんは12/1(日)の夜高知入りされて、12/5(木)午後に岐阜へ行かれるまでの間、たくさんのコンサート開催にご協力いただきました。

  河野さんつながりで以前よりお世話になっている吾北村の村議であり、写真家の山中さん http://www.mediaac.co.jp/gohoku/index.html の取り計らいにより、12/4(水)に、佐川町・司牡丹酒造横にある昔の蔵を改造したその名も「蔵」というギャラリーで河野さんとフラットファイブの夢の!初共演が実現しました。
 この「蔵」は世界的にご活躍の本県出身で書家の北古味可葉(きたこみ・かよう)さん http://www.kochinews.co.jp/0201/020116headline07.htm のギャラリー。来年は司牡丹創立400周年ということで、この蔵も歴史と伝統のにじみ出るかなり趣ある建物。可葉さんの作品とも見事にマッチした素敵なギャラリーです。

 河野さんはこの日午前中に保育園2箇所、午後小学校を1箇所コンサートをこなされての4本目のライブ。河野さんの活動やコンサートの姿勢には、ほんとに頭の下がる思いです。うちのメンバーとも話しましたが、一日4本のコンサートは寿命を縮めます。。。すいません!河野さん!!
 佐川町入りする前、吾北村で捨てられそうなピアノがあるということで、その下見も行きました。この吾北村はご承知の方も多いかと思いますが、映画「絵の中のぼくの村」で撮影されたたくさんの素敵な場所があり、河野さんのもよくご存じなので、有名な「やぶつばき」の巨木も見に行きました。残念ながら日暮れの後であり、写真はきちんと写ってなかったのでご紹介できませんが、「これがつばき?」というくらいそれはそれは大きなもので、樹齢は400〜700年とのこと。映画の中では老女の妖精が巨木のたもとに出てくるシーンがあるとのことで、確かにとても神秘的なたたずまいでした。

 

 さて、いよいよコンサート開始です。メンバーが佐川入りするのが間に合わないかもとのことで1部は河野さんのソロ。古い蔵に染み渡るように河野さんのピアノが流れます。「四万十川」「私のお気に入り」など大胆で繊細な河野さんのらしい演奏で築数百年とも思える建物の隅々に息吹が吹き込まれていきます。
 そしていよいよ第2部。フラットファイブとの初共演が実現です。開始前は「せまい建物やき、あんまり大きい音出されんね」という話はどこへやら。。いきなり「セント・トーマス」で音量も熱気も大全開!お客さんは若い人から年配の方まで様々でしたが、皆さんノリノリで踊り出す大盛況の開幕でした。
 「イェスタディ」「イン・ア・センチメンタル・ムード」などpapaが最近仕入れたソプラノサックスによる「自己満足」に近い!?曲も気持ちよく、「ナウズ・ザ・タイム」「枯葉」と演奏。お客さんにももの凄く助けられた素晴らしい演奏でした。でもなんと言っても河野さんのピアノ。フラットファイブは基本的にピアノ・レス・カルテットです。ただでさえピアノが演奏に加わるとメンバー一同楽しいのに、河野さんの演奏はそんなこと以上にメンバーを奮い立たせてくれる素晴らしいものでした。あの間の取り方、ソロを取るときの会話(もちろん音でね)、演奏中の表情、どれをとってもプロである以上に河野さんの人柄の出た演奏で、聴いているだけでは感じられない、一緒にやらせていただいて改めて感じる河野さんの魅力がひしひしと。


 

最後はアンコールもいただき、会場全員総立ちで「A列車で行こう」を演奏。本当に心に残る演奏ができ、お客さんにも河野さんにも心から感謝しています。あんな演奏ができるなんて、自分たちでも信じられないくらい不思議な、素晴らしい体験でした。
 コンサート後はおいしいお酒とお客さんの持ち寄ったおいしいお料理で宴会。残念ながらお酒を飲めるメンバーはいませんでしたが(車だったので・・)、おなかも心もいっぱい。帰途につく頃は佐川町らしく「霧」に包まれた幻想的な町の中を帰りました。

 

文責papa