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気になる魔法界つれづれ


物語で気になることあれこれ、関連する事柄を細々調べたまとめです。

★賢者の石の作り方

★呪文辞典
★カエルチョコレート人物伝
★ハリー・ポッターミニ情報
★ホグワーツ合言葉の意味

★四つの寮のシンボル
★魔法の杖
★ドビーと妖精たち
★炎のゴブレットの人物たち

 
賢者の石の作り方
魔法使いの皆さんは、「賢者の石」がどんなものかもうご存知のことと思います。ここではマグルの歴史で語られている「賢者の石」について解説します。錬金術というものはご存知ですか? 液体の金属をを金に変える方法、それが錬金術でした。そしてまさに金に変えるために加える物質が「賢者の石」と呼ばれたのです。「賢者の石」はまた、一切の病気を直し永遠の魂を得ることも可能とされていました。錬金術師と呼ばれる者たちは、「賢者の石」を作りだす方法を研究していたのです。そして、その「賢者の石」を作り出したとマグルの歴史書に記されているのが、ニコラス・フラメル(フランス語読みではニコラ・フラメル)だったのです。多くの研究者は水銀を金に変えようとした結果、体が蝕まれ財産を失うという結果を見るか、メッキを施した金を使ったいかさまが多かったのです。しかし、フラメルは「賢者の石」の生成に成功した言われています。それは貧しい生活から一変し富を得、病院や教会へ巨額の寄付を贈るまでになったことにあるようです。では、賢者の石の作り方が残されているのでしょうか? 残念ながら、錬金術師はその方法を簡単にわかるような記述では残していません。すべて象徴的な絵を用いて述べているため、竜や卵が何か意味していることしかわかりません。フラメルはこのような象徴的な図を読み解き、「賢者の石」の生成に成功したと言われています。それは赤い粉末状の物質であると述べているようです。もし、魔法使いのみなさんが、「賢者の石」に関する象徴的な図を読み解くことができたら、偉大な魔法使いとして名を残すかもしれません。
参考文献:「魔法事典」 山北篤監修 新紀元社、「魔法 その歴史と正体」K.セリグマン著 平田寛訳
「錬金術―黄金と不老不死の妙薬―」主婦と生活社


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カエルチョコレート人物伝
カエルチョコレート人物伝 カエルチョコレートの人物たちは、本当に歴史に残る人物や物語の人物が登場していることにお気づきですか? 魔法史の時間に教わってきた人物たちを紹介します。

■アグリッパ (1486〜1535)ルネサンス期のドイツの思想家で魔術師として名声を博したようです。魔術を悪魔や妖魔と切り離し、一種の心霊能力と考えていたそうです。アグリッパの著作は実践的な魔術書として以降の魔術界の理論的バックボーンとなったのです。
■プトレマイオス 歴史に残るギリシャの大天文学者であり星の解釈者。
■アルバス・ダンブルドア ホグワーツの校長。ローリングさんの創作です。
■ニコラス・フラメル (1330?〜1418)(フランス語読みではニコラ・フラメル)歴史に残る錬金術師。賢者の石を作り出したと言われています。そして奥さんの名前もペレネレ(フランス語読みはペレネル)と言います。生きていれば本当に600歳以上ですね。(イギリスでの1巻発売は1997年ですので、そのときに「昨年665歳の誕生日を迎えた」と書いてあるので、計算は正しいようです。ただ、気になるのは、そのハーマイオニーが読んでいた「巨大な古い本」になぜ「昨年665歳の誕生日を迎え…」という記述があるのか、ということです。魔法界の本は内容が自動更新されるのでしょうか??)賢者の石によって数百年の間インドにいたらしいという伝説もあるようです。ダンブルドア先生とはインドで知り合ったのかもしれません。現在はイギリスのデボン州に住んでいると『賢者の石』P320には書いてあります。
■ 魔女モルガナ アーサー王伝説の、モルガン・ル・フェイ(Morgan Le Fay)のことらしいです。ケルトの女神がモデルで、名前はブルターニュの海の妖精から変化したらしいです。そのあたりから来ているのかも知れませんが、ディズニー映画の海の魔女は魔女モルガナと言うそうです。(ディズニー映画情報はりさぴょんさんからです。語源のモルガン・ル・フェイは匿名さんから情報を頂きました)
■ウッドクロフトのヘンギスト 不明…情報求む!
■アルベリック・グラニオン 不明…情報求む!
■キルケ ホメロスの『オデッセイア』に登場する魔法使いです。放浪するオデュッセウスは魔女キルケの館に立ち寄り、魔法で豚やライオンに変えられている人を見つけます。その後も興味深い展開で話が進んでいきます。
■ パラセルサス (1493〜1541)ルネサンス期のドイツの錬金術師で医者、哲学者でもあった人物です。魔術は信じていなかったものの、万物に魔術的な力が宿っていると信じ、鉱物を調合して薬品を作り治療を施していたといわれています。
■マーリン 『アーサー王伝説』に登場する魔法使い。暗い色のローブをはおり、円錐形の帽子をかぶり、白いひげを生やして蛇型の杖を持っています。西洋の魔法使いの原型と言われる人物です。軍隊を魔法で隠したり、自分や他人を変身せるなどの魔法を使い活躍しています。
■ドルイド教女祭司クリオドナ ドルイドとは白いひげにローブという魔法使いのモデルとなった古代ケルト族の神官を指す言葉です。占いや予言によって神々の意思をはかり、変身魔法の知識も持ち合わせていたようです。クリオドナという異界の女神がケルト神話に出てきます。関連があるかもしれません。

参考文献:『魔法事典』 山北篤監修 新紀元社、「魔法 その歴史と正体」K.セリグマン著 平田寛訳 
『魔女の素顔』 志賀勝著 はまの出版 参考サイト:King Arthur [NUTS] Dictionary


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ホグワーツ合言葉の意味
■カプート ドラコニス (Caput Draconis)1-P192
これはグリフィンドール寮の談話室へ入る一番始めに出てくる合言葉です。さて、これはラテン語でした。意味のほうは、Caput→head、personなどだそうです。Draconis→dragonのことです。つなげて訳してみると「竜の頭」でしょうか。ちなみにドラコ・マルフォイのドラコ(Draco)も同様の意味で竜のことらしいです。日本人なら「龍」とか、「竜一」「龍太郎」「竜之介」(やりすぎ?)くんという名前かもしれません。
■DRACO DORMIENS NUNQUAM TITILLANDUS
イギリス版のPBの表紙を開くとまず目に付くのがホグワーツの校章です。Hの字を囲むように左上にライオン、右上にヘビ、左下にアナグマ、右下にワシが描いてあります。その下にリボンのようなものがあり、その中に書いてある言葉です。こちらもラテン語で、DORACO→dragonで竜、DORMIENS→sleepで眠る、NUNQUAM→neverで、最後のTITILLANDUS→tickleでくすぐるという意味です。つなげてみると、「眠っている竜をくすぐらないで」ということらしいです。これがホグワーツの校訓らしいですよ。

参考:Latin Wordlist and Grammar Aid
校訓はNewsweek日本版2000/8/2号(P62)TBSブリタニカ刊も参考にしました。


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呪文辞典(2000/1/7改訂)
(一学年用)
■ウィンガーディアム レビオーサ!
P251 Wingardium Leviosa!
空中浮揚の呪文。授業で羽を使っていたので、wingardiumの部分は羽のことwing(?)か、羽が生えてくるようなということかもしれません。Leviosaはlevitate(空中に浮揚する)という英語から来ていそう。
■アロホモラ! P235 Alohomora!
ドアの鍵を開ける呪文。意味ですけど、これは分からないです…。なぜこれでドアが開くのでしょう?
■ロコモーター モルティス
P323 Locomotor Mortis (「!」はなしです) 足縛りの呪文。locomotorで運動するという形容詞。motis→morticeでしっかり接合するという意味。移動しないようにくっつけちゃうと言う呪文でしょう。
■ペトリフィカス トタルス、 石になれ!
P400 Petrificus Totalus! 石化呪文。Petrificus→petrifactionで石化(作用)という意味。totalus→totalで完全にというではないでしょうか?完全に石にしちゃうという意味の呪文ではないでしょうか?

(二学年用)
■ペスキピクシペステルノミ―ピクシー虫よ去れ!
P151 Peskipiks.htmli Pesternomi!
peski→peskyやっかいな、うるさいという形容詞。ピクシーはキーキーうるさくしてました。piks.htmli→Pixieでピクシー妖精のことですね。Pesternomi→pesticideで害虫駆除剤のことから来ていそうです。 ペスキピクシペステルノミ―ピクシー虫よ去れ!
P151 Peskipiks.htmli Pesternomi! peski→peskyやっかいな、うるさいという形容詞。ピクシーはキーキーうるさくしてました。piks.htmli→Pixieでピクシー妖精のことですね。Pesternomi→pesticideで害虫駆除剤のことから来ていそうです。
■エクスペリアームズ!武器よ去れ
P283、355 Expelliarmus! expel(追いはらう)という単語+arm(武器)を足してできた呪文でしょう。
■リクタスセンプラ!笑い続けよ !
P285 Rictusempra! rictus(口をあけた苦笑)にsempra→sempre(絶えず、常に)が加わり笑いつづけるんですね。しかし、苦笑です(笑)
■タラントアレグラ!踊れ!
P286 Tarantallegra! tarantellaというナポリが起源の踊りがあるそうです。それから来てそうですね。
■フィニート・インカンテータム!呪文よ 終われ!
P286 Finite Incantatem! Finite→finishだと思います。finite(限定の)というほうの単語ではないと思います。Incantatem→incantationで呪文という意味があります。
■サーペンソーティア!ヘビ出よ !
P288 Serpensortia! serpent(ヘビ)にsortia→sortie(出撃)が合わさって、ヘビが出てくるようです。
■アパレシウム、現れよ!
P347 Aparecium! apare→apear(現れる)ですよね、単純に。この元となったラテン語はappreだそうです。こっちのほうが近いですね。
■ルーモス! 光よ!
P402 Lumos! lumos→luminousで光りを発するという意味があります。ラテン語のlumenが光という意味です。もともとはここにあるのではないでしょうか?
■オブリビエイト、忘れよ!
P446 Obliviate! oliviate→oblivionで忘却の意味があります。ラテン語のobliviateでも忘れるとう形容詞があるようです。
■おまけ■
魅惑の呪文 Entrancing Enchantments バレンタインにロックハート先生がフリットウィック先生がどの魔法使いより詳しいと語った呪文。果たしてその中身は・・・? 他人に対して自分のことを魅惑的に見せるように魔法をかけるものでしょうか? フリットウィック先生は照れてしまって教えてくださらなかったんです。
『ハリー・ポッターと秘密の部屋』を参照しました。松岡佑子さんの訳をよーぅく見ると文字が小さいものがあるますので、その表記にしたがいました。その部分は母音がないところのようです。呪文の練習をするときには英語をよく見て、母音のないところは母音をはっきり発音しないように気をつけましょう。
参考文献等…Microsoft/Shogakukan Books.htmlhelf Basic  小学館ランダムハウス辞典 
ラテン語は実はよくわかってないんですが、Latin Wordlist and Grammar Aidを参考にしました。


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四つの寮のシンボル
ホグワーツの四つの寮について、少し考えてみました。四つの寮のシンボルがなぜその動物なのか、意味があるようです。その動物と組分け帽子の歌には密接な関係が感じられます。
■グリフィンドール・・・ライオン
ライオンは紋章に用いられるときには、不滅の勇気、兵士を表すそうです。また、盾形紋地にかかれると、勇気や勇猛心という意味になるようです。なので、勇猛果敢なグリフィンドールなのでしょう。
■スリザリン・・・ヘビ
ヘビはよく知られているように、狡猾の意味合いをもっています。スリザリンの「目的遂げる狡猾さ」を表しています。 他のどのシンボルよりも邪悪なものと結びつく意味をもっています。そのあたりにどの寮よりも闇の魔法使い・魔女を輩出した部分との関連が感じられます。
■レイブンクロー・・・ワシ
ワシを紋章として用いる場合、知恵のある人、高潔な人、行動の人という意味合いをもつので、『古き賢きレイブンクロー」につながるようです。 レイブンクローのゴーストは、まだ出てきていないようです。寮付ゴーストなら絶命日パーティーにも当然招待されていると思い、よーく読んでみたのですが、見つかりませんでした。しかし、一巻の中で、ハリーとロンが透明マントを着てみぞの鏡に向かう途中で、背の高い魔女のゴーストとすれ違っています。もしかして、このゴーストかもしれません。 (あくまで予想・・・)レイブンクローのゴーストはインタビュー記事で「灰色のレディ」とされています。(2004/8追記)
■ハッフルパフ・・・アナグマ
アナグマは紋章に用いられると「不寝番」の意味を持ちます。このことから、「忍耐強く真実で」の性格が表されているようです。

参考文献…イメージ・シンボル事典 大修館書店 山下圭一郎代表


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魔法の杖の秘密
 魔法の杖について、どのようなイメージをお持ちですか? 実際、ハリー・ポッターを読んでみて、魔法の杖というものが気になり、少々調べてみました。まず、魔法の杖という言葉から考えてみます。魔法の杖は英語では"wand"といいます。この言葉を辞書で調べてみましょう。すると、魔法の杖という意味が出てきますが、 1 (ヤナギの木のような)しなやかな細い枝;(特に魔法使い・占い師などの)杖(つえ)[棒];魔法の杖. 2 官杖(じょう),職杖;指揮棒. 3 〔弓〕《米》標的(板). プログレッシブ英和中辞典 第2版 小学館 1987. という意味が出てきます。 ここで注目して欲しいのは、「しなやかな細い枝」であることです。ハリーがオリバンダーのお店に行ったときにも「しなやか」「よく曲がる」といった形容詞が出てきました。そして、第二の意味をみてみると、「指揮棒」が出てきます。ここから推測するに、ハリーたちのもっている魔法の杖というのは、指揮棒のような細くて曲がりやすいものなのです。しかし、一方で日本語の「杖」という単語は 1 竹や木などで作り、手に持ち地面について、歩行のたすけとする棒。じょう。 国語大辞典(新装版)小学館 1988. という意味がまず出てきます。そのため、なんとなく聞いた感じでは長くて足元まで届くような木の棒のような感じがしてしまいますが、それは英語でいうと"stick" 、司教などが持っている笏杖は"crook"です。杖という言葉の響きから、わたしはなんとなく節くれだった長い木の棒を思い浮かべてしまいました。しかし、それはダドリーのもっているスメルティング校の杖のことですね。この杖は"stick"です。 日本語版の扉絵の中で、杖が出てきますので、ご覧ください。1巻の第3章の扉絵は"stick"で、二巻の第11章の扉絵は"wand"です(これ、マルフォイ? 気になっています)。 そうすると、魔法の杖のイメージが少し指揮棒に近づきませんか?
 杖の一覧は下記に譲りますが、 その使われている木にも意味があるようです。ハリーの持っている柊はケルトの木のアルファベットではTに対応し、7/8から8/4(第8の月)と対応するそうです。これはハリーの誕生日が含まれる月ですね。また、もっているイメージとしては、紋章にすると「真実」を表し、柊の実には生命を延ばし新たにする、などの意味があります。新たな魔法界の歴史を刻んだハリーに合っているようです。では、対極にいるヴォルデモート卿(T.M.リドル)の杖はイチイの木です。これは、ケルトの木のアルファベットではIを表し、死を表す木として冬至に関係があるということです。イチイの種と葉は有毒で口にすると死ぬことから二重にいまわしいものとも言われているようです。ハリーの柊がクリスマスに飾られる木であるのと対照的に、イチイはクリスマスに飾るのは不吉とされています(この場合はイチイが聖なる木であるためという民間伝承に基づく)。ヴォルデモートにふさわしそうな気がしますね。 その他の木の意味ですが、簡単に説明します。マホガニーは調べた事典には出ていなかったのですが、 家具などに向いている木であることから、「変身術向き」としたのかな、と予測しています。柳はもともと魔法使いと関連の深い木です、箒を作ったりします。人が魔術を除くためにも用いるそうです。喜び、のちに悲しみと不幸を表すこともあります。樫の木はヨーロッパでは木の王者として扱われ、力や権力を表すそうです。ぶなの木は繁栄と音楽、黒檀は憂鬱や懐疑論、楓は過去の幸福や移ろいやすさを表すそうです。他にも意味などがありますが、なぜこの木がという決定的なものはわかりません(使用者もわからないので)のでわかり次第追加します。
 長さについてですが、イギリスということもあって、本来は「インチ」で表され、1/4インチ単位で長さが決められているようです。1インチは2.54センチです。センチで表記すると、なんとなく半端な感じがするのはそのせいでしょう。杖を購入するときに、あちこちの寸法も測っていました。杖の長さは体格に多少は比例しているのかもしれません。ハグリッドの杖はかなり長いし、リドルも背が高かったらしいですし。ハリーとお父さんのジェームスはきっと大人になると体格も同じくらいなのでしょうね。 参考文献…『イメージ・シンボル事典』大修館書店 山下圭一郎代表  

魔法の杖一覧表
持ち主 材質 芯材 長さ 特性
ハリー
holly
不死鳥の尾羽 28センチ
10・1/2インチ
良質でしなやか
ヴォルデモート イチイ
yew
不死鳥の尾羽 34センチ
13・1/2インチ
強力、とても強い
ジェームス マホガニー
mahogany
  28センチ
10・1/2インチ
よくしなる、変身術には最高
リリー
willow
  26センチ
10・1/4インチ
振りやすい、妖精の呪文にぴったり
ロン
willow
ユニコーンの尾の毛 14インチ  
ハグリッド 樫の木
oak
  41センチ
16インチ
よく曲がる
オリバンダー在庫 ぶなの木
Beechwood     
ドラゴンの心臓の琴線

23センチ
9インチ

良質でしなりがよい
オリバンダー在庫 黒檀
ebony
一角獣のたてがみ 22センチ
8・1/2 インチ
バネのよう
オリバンダー在庫
maple
不死鳥の羽 18センチ
7インチ
振り応えがある
 


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ドビーと妖精たち(2001/3/15改定)
 「ハリー・ポッターと秘密の部屋」には、ドビーをはじめとして気になる妖精たちが登場します。特にドビーは屋敷しもべ妖精という種類ですが、この「屋敷しもべ妖精」という名称は、ハリー・ポッターシリーズでのみで使われているローリングさんの創作・松岡さんのオリジナルの翻訳の言葉のように感じられます。通常の童話や伝説等に登場していそうな感じですが、「屋敷しもべ」妖精という名前のものは見つかりませんでした。まずはハリーの中に出てくる、他の妖精との比較をしてみました。

■屋敷しもべ妖精(ドビー) (house-elf,Dobby)
【特徴】 こうもりのような長い耳、テニスボールくらいの緑の目。細長い鼻。背は低い。 枕カバーのようなものを着ている。古い魔法使いの家族の屋敷に死ぬまで使える運命だが、主人から何か衣服をもらうことによって開放される。 魔法力をもっており、主人の命令によって魔法を使うことができる。闇の魔術が勢力を保っていた当時、屋敷しもべ妖精は害虫のような扱いを受けた。
■庭小人(gnome)
【特徴】 庭小人(ノーム)は 隠れ穴の庭に住んでいる。巣穴に集団で住んでいる。巣穴を埋めるようなことはしないで、巣穴の戻れなくなるように振り回して目を回す。そのあと垣根の外に向かって投げて駆除する。
■ピクシー小妖精(pixy)
【特徴】 20cmくらいの背丈で群青色。とんがった顔でキーキー甲高い声を出す。ロックハートが授業につれてきたところ、教室中を荒らしまわった。
■小人(dwarf)
【特徴】 ロックハートがバレンタインのメッセージを配達させるためにつれてきた。無愛想だが、歌のメッセージを届けるためには手段を選ばす、生徒の足を蹴っ飛ばしたり、逃げるハリーをつかみ、くるぶしの上に座り込んで歌う。
 ……と、比較した妖精・小人たちの特徴を二巻の内容からまとめてみました。ここでまず注目すべきは、屋敷しもべ妖精(house-elf)という名前の妖精は、他の文献に登場しない妖精だということです。他の3つは、イギリスの伝承などでよく知られている妖精であり、伝説にも多く登場します。「屋敷しもべ妖精」類似した特徴をもつ妖精は存在しますが、屋敷しもべ妖精という名前の種類の妖精は、見当たらないように思われます。屋敷しもべ妖精と類似したイギリスの妖精の中で、もっとも近いと思われるものは、ホブゴブリンと呼ばれる妖精の仲間で、特にブラウニーと呼ばれるものに似ています。このブラウニーは家事を手伝うが、報酬を与えると失礼にあたり出て行ってしまうものと、報酬を出すまで働く運命にあるなどの諸説があるそうです。しかし身体的特徴は異なり、毛深くて茶色いとのこと。また、ヨークシャーとランカシャーのホブゴブリンの愛称はドビーと呼ばれるが、ブラウニーと異なるのはいたずらが好きという点があげられるそうです。名前をドビーとしたのは、古くからドビーと呼ばれる妖精に近いことで、妖精らしさ、親しみやすさ、推測される特徴を喚起させる効果を狙っての命名かもしれません。また、魔法力をもつこと、魔法使いの家に仕え、魔法使いと積極的なかかわりをもつという特徴やその活躍ぶりから、屋敷しもべ妖精は文献上に登場する妖精とは異なった種類の名称を作者は与えたのではないでしょうか?
 さて、ここでまた気になる点が出てきます。闇の魔術が勢力をふるっていたころ、屋敷しもべ妖精は害虫のような扱いを受けたという点です。この扱いというのが非常に気になるところですが、虐げられた奴隷のような存在だったのかもしれません。庭小人は魔法界では害虫として扱われ、害虫駆除のガイドブックに登場しているらしいです。ピクシーはどうでしょうか?こちらも捕らえられてきて、闇の魔術の防衛術に出てくるところや、ロックハートの呪文にも「ピクシー虫」ということばが使われていることか、害虫という感じもします。バレンタインの小人は害虫ではないですが、仕事を与えられて遂行した後は出てきません。自由契約のようです。 また、生活のようすを考察してみると、他の3つのものは集団で自由な場所に住んでいて、時に魔法使いとかかわりをもちますが、そのかかわり方は瞬間的なもののように感じられます。魔法使いと密接なかかわりあいを持っているのは屋敷しもべ妖精だけのようです。そのため、魔法界の事情にもかなり詳しいということが、ダンブルドア校長の存在を語ったりしていることや、闇の魔術について語っているところから推測できます。 ヴォルデモートが消えた後は生活がよくなったとありますので、もしかしたら「屋敷しもべ妖精保護法」とか「屋敷しもべ妖精の権利に関する条例」などができたのかもしれません(笑)。(※屋敷しもべ妖精に関しては、魔法生物規制管理部により管轄されているようですね。しかも、かなり制限された扱いを受けているように感じます。2004/8 追記)魔法界に住む魔法生物たちの中で、最も魔法使いとかかわりが深い生物が屋敷しもべ妖精ではないでしょうか? 今後のドビー(あるいは他の屋敷しもべ妖精)の活躍から、魔法界とのかかわりがさらに明らかになっていくのではと期待しています。

参考文献:『妖精 幻想世界への旅』井村君江監修 新紀元社、『イギリス・妖精めぐり』井村君江著 同文書院、 『妖精 Who's Who』キャサリン・ブリックス著 井村君江訳 筑摩書房、『魔法事典』山北篤監修 新紀元社 参考サイト: 幻想図書館

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ハリー・ポッターミニ情報
ハリー・ポッターの中には出てこない設定などがネット上のローリングさんのインタビューなどからわかるもので、興味を引くものを少し掲載します。
【年齢と誕生日】 ロンのお誕生日:3月1日 ハーマイオニーのお誕生日:9月19日 ダンブルドア先生は150歳、マクゴナガル先生は70歳、スネイプ先生は35か36歳だそうです。魔法使いはマグルより長生きするとのことです。
【ハリーの父と母について】 ハリーのお母さん、リリーの結婚前の苗字はEvans(エヴァンス)というそうです。(ということは、当然ペチュニアおばさんもEvansさんですよね)ハリーのお父さんはグリフィンドールのチームでチェイサーをしていたそうです。ハリーのミドルネームはお父さんと同じ、James(ジェームス)だそうです。 参考サイト:SCHOTLASTIC (アメリカ版権元のインタビュー) BBCオンラインチャット


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炎のゴブレットの人物たち〜伏線?
■フィッグばあさん (2002/11/20)
 ハリー・ポッターシリーズで思いがけず、前に出てきた人物たちがあとになって「実は……」という展開を見せるように効果的に配置されているようです。さて、四巻上巻P124で名前がちらりと出てきて、そして最後にダンブルドア校長の古い仲間だというフィッグばあさん(アラベラ・フィッグ)は、一巻で出てきています。いつもダドリーのおでかけの際にハリーを預かっていたのがこの人。(1巻P37)この人と同一人物?という疑問に対して、ローリング女史のインタビューによると同じ人物とのことです。彼女については5巻で明らかになるそうです。ということは、フィッグばあさんは魔女だったのですよね!あんなに魔法使いや「まともではない人物」が嫌いなダーズリーがなぜか魔法使いにハリーを預けていたというのも面白い事実です。フィッグばあさんはダーズリーからみて「まとも」なマグルに見えたのか、それとも魔法がかかっていたのか? このあたりがまた特に気になってきます。魔法がかかっているかもしれない可能性はあります。ダンブルドア先生の昔の仲間ということで、ハリーがマグル社会で暮らしている様子をチェックする役目をもっていたのかもしれません。二巻でハリーが空飛ぶフォード・アングリアで隠れ穴に移動したときにダンブルドア先生がご存知だったのは、ひょっとしてフィッグばあさんから連絡のふくろう便(「ハリーは隠れ穴へ移動しました。フィッグより」みたいもの)が行っていたのかもしれないですね。また、フィッグばあさんという魔法使いはハリーを「近所の男の子」として扱っていたということも面白い事実です。握手を求めたり、名前を聞いただけで、傷を見ただけで「あのハリー!」と寄ってきたりする魔法使いとは違うのがまた興味深いです。あくまで悟られないようにしていたのか? とにかくハリーを特別扱いした風は全くない方でしたし、ダーズリーにも魔法使いだと気づかれていないというのはすごいことかもしれないです。ハリーを預かっても猫の話ばかりでテレビも見せなかったようで、ハリー自身にはそれほどいいイメージの方ではないようですね。これからどんな役割ででてくるのが目が離せません。(※5巻で明らかになりますが「スクイブ」(ネタばれ。知りたい方はドラックさせて)でした。2004/8 追記)
参考:BarnesAndNoble.com Chat October 20, 2000

■マンダンガス・フレッチャ−(2002/12/5)
マンダンガス・フレッチャーさんについてはお気づきの方も多いでしょう。合計三回の登場です。まずは二巻で登場しました(P57)ウィズリー父さんがちょっと後ろを向いた隙に呪いをかけようとした人です。それから、クィディッチ・ワールドカップの損害賠償で寝室12のジャグジーつきテントの弁償を要求してましたね(笑)(四巻上巻P235)という、なんだか魔法省相手に問題を起しているお騒がせ人物のイメージの彼ですが、なぜか四巻の最後の最後にダンブルドア先生が「昔の仲間」ということで連絡をとってくれとシリウスに告げています。(四巻下巻P541)闇の魔術全盛のころに、ダンブルドア先生と組んでいたということは相当の人物?ではないかと思ってしまいます。職業は「闇祓い」「スパイ」「魔法戦士」などのなんだか強そうなすごそうなそういうお仕事関係なのかも知れない?ですが、まだまだわかりませんね……イメージが覆されるのが楽しみです。
■フォーセットさん
さて、ついでながらわたしが注目しているのはフォーセット(Fawcett)さん。二巻で出ていらっしゃったのは覚えてますよね? ロックハート先生主宰の「決闘クラブ」に参加していました(二巻P286)ミス・フォーセットと呼ばれているので女性ですね。さて、フォーセットさん、今度は一家で登場!(名前だけ)残念ながらクィディッチ・ワールドカップの切符は手に入らなかったようです。(四巻上巻P112)そして、クリスマスダンスパーティーの日、玄関ホールを抜けたバラの茂みの影でくつろいでいたところをスネイプ先生に見つけられ減点になってます。彼女はハッフルパフの学生だということがわかりましたね。ついでながら、ダンスの相手はレイブンクローのステビンズくんでした。フォーセットさんは、マンダンガス・フレッチャーとは役割りが異なると思います。今後の展開で重要という感じではなく、ホグワーツの学生として登場していると思いますが、同じ名前の彼女がこうして登場してくることで、読み手にハリーやドラコ以外にも学生がいて、それぞれの学生生活を送っているということを思い起こさせます。ホグワーツにはまだまだいろんな人がいて、フォーセットさんという脇役でも「スネイプ先生にクリスマスに減点されちゃった!」なんていう出来事があり、わたしたちの知らないところで授業を受けていると思うと、物語がさらに楽しくなりませんが?
【フォーセットさん追加……寮の謎!】
読み返してご存知の方もいらっしゃると思いますが、フォーセットさんはもう一回登場していたのです! 炎のゴブレットに名前を入れようとして失敗し、マダム・ポンフリーのところにいるというエピソードがありました。(4上-403)ダンブルドア校長より、「レイブンクロ―のミス・フォーセット」と言われているので、レイブンクロ―生? クリスマスのときにスネイプ先生のに注意されていたのは「ハッフルパフ」だったので、ひょっとして双子なのかしら?と更にフォーセット家が気になってきました。5巻での登場で明らかになるのでしょうか?




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