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////★ 【魔法の秘密通信】 第15号 2004/9/29
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ハリー・ポッターと魔法の秘密(kmy)
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┃【!注意!】 この号には5巻のネタばれが含まれます。未読の方は ┃
┃ 本を読了後にご覧ください。 ┃
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5巻が発売されました。そのおかげか、魔法の秘密宛てのふくろうが何羽も
飛んできて、楽しいお話を聞かせていただいています。
今回は皆様にくつろいでいただけるよう、仮想WEBパブとしてお届けします。
文字の魔法であっというまに店内が出来上がりますので、どうそ、小さな
パブのカウンター席で話をしている気分でお楽しみください。
ヾ 〃 ───────────────
⌒Y⌒ヽ
◎v◎丿 ★特設メルマガパブ
w w w ヽ ふくろうとほうき★
w w w w ヽ
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■kmy
「いらっしゃいませ。はじめのお客様はみちえさんです。
いつもイギリスや、英語表現を聞かせて頂いています。
前回のSammyさんの疑問を受けてお話してくださいました。
お飲み物は何にいたしましょうか。熱いバタービールを
まずは抜いておきますね。
■みちえさん
Sammyさんの疑問について思ったことですが、
ホグワーツ就学前の子供たちの教育については、
マグルの子供はやはりマグルの就学前教育(幼稚園)と
初等教育(小学校)を受けていて、
純血魔法使いの子供は家で教育を受けるのではないかと思います。
ごく最近まで(確かエリザベス女王の代くらいまで)、
王室の子供たちは学校には行かずに家で家庭教師について
勉強していたようです。
昔の裕福な家庭の子供たちも同様だったようですし、
なんでも古式豊かな魔法使いの世界ですから、
これは十分考えられると思います。
きっとマルフォイ家なんかは、就学前に家庭教師を雇って
就学準備(読み書きや簡単な魔法など)を教えていたのでは
ないでしょうか。
貧しいウィーズリー家はお母さんのモリーや年上の兄弟が
就学前の子供の教育を見ていたのではないかと思います。
【3】と【4】ですが、これはもうちょっと現実的な答え方しか
わたしにはできません。
それは、「ハリー・ポッターシリーズは
現実のマグル世界のパロディーであるから」ということです。
こんなことを言ってはせっかくの論争ぶちこわしなのですが、
文学的な面からみたら、こういとしか言えないと思います。
ハリーポッターの最大のおもしろさ(特にイギリスの大人たちにとって)は、
魔法使いの世界がほぼそっくり現実のマグルの世界を反映していて、
それでいながら微妙に魔法使い独特の世界を垣間見させる、
そのへんのユーモアと想像力にあると思います。
クィディッチはサッカーのパロディー、
クリスマスを祝うのもマグル世界のパロディーということになるでしょう。
Sammyさんの文章の中で今回初めて気がついたのは、
トランシルバニアなんて国がクィディッチに含まれていたこと。
こんなのは現実の国としは存在しませんが、
いかにも魔法の国としては存在しそうではないですか。
ルクセンブルグに7人以上の魔法使いが住んでいるかどうかは
わたしにも疑問ですが、トランシルバニアになら大勢いそうな気がします。
■kmy
モリー夫人がウィーズリー家の就学前の教育をしていた、というのは経済的な
理由もあり、裕福な家庭は家庭教師を雇う、というお話はイギリスの伝統から
考えると、確かにそう感じます。日本的に考えているとなかなか思いつかない
部分で、勉強になりました。
「パロディーであるから」確かに、ハリーの世界は現代イギリスのパロディー
が盛り込まれているところが、日本人のわたしでも魅力です。みちえさんのサ
イトでこうしたイギリス事情を知ると、本当にハリーを読む楽しみが増えます
よね!
クィディッチはサッカーのパロディーですが、クィディッチはサッカーより歴
史が古いことが『クィディッチ今昔』を読んでみるとわかりました。
イギリスの詳しい歴史には暗いのですが、イギリス魔法省の前身の魔法使い
評議会(魔法評議会)(The Wizards' Council)はかなり古くから存在していま
すし(13世紀以前)、ホグワーツ創設は1000年以上前ということを考え
ると、わたしはイギリスのブリテン島、アイルランドはマグル史の「グレートブ
リテンおよびアイルランド連合王国」が出来上がるずっと以前から、魔法使い
社会は統一政府的なものがあり、スポーツ、文化面などにおいては地域を残した
区分が用いられているように思えます。
マグルに対して圧倒的に少数である魔法使いたち同士が協調するために、早くから
国同士の対立を乗り越えて魔法使い評議会や国際魔法戦士条約などが発展したと
感じます。
イギリス魔法省はグレートブリテンおよび北アイルランド連合王国と名乗っている
とはわたしは思わないのですが……。
また、マグルに魔法を秘密にしておくのが魔法省の最大の仕事なので、マグルのあ
る国を管理、監視するためにマグルの国と同じ国の区分での魔法省が置かれたので
は?なんて考えも浮かんできます。
つまり、イギリスの魔法使いをマグルから管理、監視する組織=イギリス魔法省と
いうことになります。
魔法使い独自の村、地域はマグルが聞いたこともない地名がつけられていますが、
マグルと魔法使いが共に存在していた地域は自然と同じ名前で呼んだということも
頭にいれておきます(スコットランド、ウェールズという地名)
そうでないと都合の悪いことや、もしもの場合にマグルの首相と連絡をとるときに
ある地域で国が別れていたりすると管理責任が複雑になるから、なんてこじつけ的
理由も想像してしまいました。
イギリス魔法省はイギリスが歴史的に統一するより以前に、イギリス、アイルランド
をすべて管轄下においていたと思えますので、この意味ではイギリスは魔法界の国が
先にできたと考えてみたらどうでしょうか。
……あくまで本を読んで思った感想なので、穴だらけの理論かもしれません(笑)
(資料として4巻と教科書の内容、一部予測を含む年表がありますので、興味のあ
る方はサイト内「クィックスペル」からご覧ください)
みちえさん、ゆっくり楽しんでいってくださいませ。
いらっしゃいませ、ジーンさん♪
どうぞ、カウンター席にお座りください。お飲み物は何にいたしましょう?
旬のかぼちゃを使ったかぼちゃフィズをお出ししますね。
■ジーンさん
【2】について
私は、きっと入学許可の手紙に魔法がかかってるんだろうなって思って
ました。
1巻のどこまでもどこまでも、追いかけてくる手紙を見ていて、そんなふうに
魔法の手紙なんだから、封を切るのと同時に魔法界の事が信じられるような魔
法がかけられるのかもしれないな〜と思っていたんですけど。
でも、kmyさんの解説を読んで、信じられる魔法がかかる、というよりは、封
を切ることで、かけられていた魔法も切れるのかもしれないな、なんて考えて
しまいました。
私も、ハグリットに負けないくらいの、ダンブルドア校長至上主義者かもしれ
ないな。あの御方なら、そのくらいの魔法はへでもない!d(^-^)!
【3】について
魔法使いは面倒くさがりなんじゃないですかね?
今、あるマグル界の国名を使ってしまえというだけの事だったりして。
クィディッチへの参加国が小国揃いだった理由も、本当はアメリカとかロシア
とかもあるんだけど、ただ単にクィディッチが弱く、予選落ちしているだけだ
とか。もしくは、魔法使いがマグル界に隠れ住みんでそこで産まれた子供が、
その国を出身国とするとして。化学が力を発揮する都会よりも、小国などの片
田舎の方が住みやすいなんていう、単純な理由なんじゃないかな〜
なんて、考えはあまりに安直で、単純すぎますかねf(^^;)
小国に魔法使いが7人以上が不自然と言う事でしたが・・・
そうかな? 生活するなら、やっぱある程度、知り合いが近くにいたほうが暮
らし易かったりするんじゃないかな〜 なんて。
今回のマグル界のアテネオリンピックですが、メダリストが3人も出た団地が
あるとニュースでやってました。
何県だったか忘れましたけど。マグル界の中でも、出身県どころじゃなくて、
市でもなくて、とある団地から集中して3人のメダリストが出るならば。
小国から7人、ありえる話じゃないですか。
もしくは、もとクィディッチの名プレーヤーが名監督としてその国にいた場
合、やっぱり強くなっちゃうんじゃない?
【4】
4月8日の潅仏会(お釈迦様の誕生日)イースターと重なってるからあえ
て、書かないけど、ちゃんとお花祭りはしてるかもしれませんよ?
ノ(´д`) なんちゃって・・・
■kmy
小国に魔法使いが大勢いてもおかしくない、という説明は納得です。
アメリカはあまりクィディッチが盛んではないそうですし、大国もある
けれども、魔法界ではマグル的に小さな国に見える地域のほうが案外魔法
使いが多くて、「位置発見不可能」魔法によって実は小さい国の広大な土地が
マグルから隠されているのかも、とも思っています。
魔法で隠されているので、リヒテンシュタインはマグル的には小国に見えますが、
実は魔法界では非常な大国なのかもしれません。
また、リヒテンシュタインは魔法史で取り上げられているので、わたしたちが
思っている以上に魔法使いが多い地域のようにも感じますし、権限もある
ように感じます。(5巻下P474)
お花祭りは面白いですね! 魔法使いとキリスト教は魔女裁判のころに
かなりの不和を生じたように書かれていて、クリスマスを祝うのは疑問にも
思えるところです。
しかし、クリスマスというのは、もともと西欧で冬の冬至のお祭りとして
行なわれていたものに「キリストの誕生日」を加えたということになるそう
です。
ハリーたちの魔法界は厳密にいえば「キリスト生誕を祝う」ということでは
なく、冬至のお祭りの流れをずっと行なってきたということなのでは、と
思いませんか? 何らかの宗教儀式をおこなっているような感じは
なかったと思います。
クリスマスという言い方はキリスト Christ のミサ mass ということだそう
ですが、魔女狩りが過去のものとなっていくにつれて、もともとマグル生ま
れの魔法使いなどが用いた言葉が定着してきた、という感じなのでしょうか。
現代魔法使いは魔女狩りの歴史を勉強しますが、キリスト教への嫌悪感は
薄らいでいるのかもしれませんね。
イースターについても同様で、土着の習慣とキリスト教文化が混ざり合ったと
いうことになり、キリストのお祭りに結びつけたということでしょう。
でも、チョコの卵を送る習慣は?
これも近代になって、取り入れられたのかもしれませんね。
おつまみができあがりました♪
近くで頂いたクマの肉を極薄にスライスして、塩、胡椒を効かせて
焼きました。これをどうぞ。……味はそんなに癖はありませんので(笑)
(先日、本当にクマの肉を食べた管理人であります)
クリスマス参考:円環伝承内、クリスマスの話
http://enkan.fc2web.com/zatu/ (HOME)
http://enkan.fc2web.com/zatu/05.html (クリスマスについて)
フラミンゴビーチ 最初のお客様みちえさんのサイトです
http://www.tongarashi.com/~michie/ (HOME)
http://www.tongarashi.com/~michie/anglo/back13.html#bk13b
(イースターについて)
魔弓さん、いらっしゃいませ♪ カウンター席にどうぞ。
スネイプ先生がお気に入りでいらっしゃるとか。
ギリー・ウォーターでも飲みながらお聞かせくださいね。
■魔弓さん
5巻ではシリウスが死にますが(イキナリその話題かい!)、私はそこよりも
26章、28章あたりがキました。
(偏っている着目ですがファンゆえこうなってしまうのです)
(おそらくスネイプファンより遙かに多いであろう)シリウスファンの皆様、
ごめんなさい・・・
ちゃんと(笑)ハリーに閉心術を教えているのにまず感心(笑)でも、ハリー
ったら・・・!もっと真面目にやって欲しいです。と言うかむしろ代わってあ
げたい(笑)
あのような暗い幼少時代を送っていたのなら、デスイーターになっても仕方な
いですよ! 泣いているセブルス少年、かわいそう・・・
そして少年時代にああいうふうにいじめられていたのなら、3巻のあの態度もし
っくりきます。もう、許す!って感じです。ああいういじめかたは、許せませ
ん。あだ名を付けてからかう、女の子の気を引きたいから、または退屈だから
人にちょっかいを出す。逆鱗です。ジェームス、シリウス、50点減点です。
ちなみにワームテールは論外です。
ああ、とってもスネイプファン視点。ご辛抱下さい。
5巻でも幾つか気になる点があったのですが、やはりファンとしてスネイプ関
連のモノをあげさせていただきます・・・
まず、閉心術の特訓中、ハリーがキレて「(闇の帝王が死喰い人たちに何を話
しているかを調べるのは)先生の仕事でしょう?」と言ったことに対して「そ
うだ」と答えています。きっと、彼はまだヴォルデモートの手下のふりをして
いるのだと思うんです。そして、情報を引き出している相手はルシウス・マル
フォイなのではないでしょうか。だから、ルシウスに気に入られるよういつも
ドラコに贔屓しているのでは・・・
?でも、4巻の最後でヴォルデモートが「一人は永久に俺様の元を去った」と
言ったのはスネイプのことを指していると思っていたのですが、それが成り立
たなくなりますね・・・・・どうなんでしょう。
(弟とこの点について1時間ほど論議しました(笑))
後、最後の方に、えー、38章かな?で、ハリーがスネイプに強い憎しみを感じ
ていますが、ここは実はヴォルデモート視点なのではないでしょうか。だって、
この辺とくにスネイプは何もしていないのに、イキナリ憎しみが「押し寄せる」
のはちょいと不自然な感じがしませんか? 対象がダンブルドアだったりすると、
憎しみを感じることはあきらかに不自然なのですが、スネイプだと不自然さがあ
まり際だたない(笑)ので流し読みされてしまいがちな所がさりげなく巧いです、
ローリング女史。しかも! その時スネイプはハリーをまじまじと見ています。
ハリーの眼にヴォルデモートを見たのでしょうか。それともファンゆえの(笑)
深読みのしすぎなのでしょうか。
■kmy
スネイプ先生についてのお話、どうもありがとうございます。こちらのパブに
はスネイプ先生の好きな方も多く来て頂いているようです。
本当に複雑な役割を持っていますよね。そしてハリーが5巻で感情を抑え切れ
なくて幾度も切れてしまったようですが、逆に先生は感情を隠す(術にも長け
ていますが)ことで、死喰い人と騎士団の間を渡っているのでしょうね。
死喰い人は「一生仕えるか、さもなくば死だ」(5巻上P185)ということなの
で、魔弓さんのお話にあるように永久にヴォルデモートの元を去ったというこ
とにはならないように思います。
スネイプ先生は「臆病風に吹かれて戻らぬ」といわれていた死喰い人のほう
だとすると、「思い知ることになった」のでしょうか?
第6巻あたりには「死あるのみ」と宣告された死喰い人(カルカロフ?)の
死体があがるでしょうか……。
ヴォルデモート卿に対して、心を閉ざすことが出きるスネイプ先生は本心や
騎士団については全く秘密にしておける立場ということにも、非常に興味が
沸いています。では、スネイプ先生の本当の気持ちというのはどうなのでしょ
う? ルシウスとの仲は、ドラコ贔屓は本物? 気になることが増えています。
予言を狙っているという情報はスネイプ先生が引き出したものかもしれません。
スネイプ先生は、クールな反面、命を懸けてダンブルドアに忠誠を誓っている
のだろうな、と感じています。
スネイプ先生への憎しみ……わたしはさらっと読んでしまいました。
スネイプ先生が来たことで、マルフォイに何か呪いをかけるのを阻止されたのが
嫌だったのかな、くらいに思っていました。
ヴォルデモート卿とハリーのつながりはどうなるのでしょうか?
スネイプ先生のことを考え出すと、わたしも熱くなってきますので、ブルブル
マウスでもつまんで、口を冷やしましょう。
mihoさん、いらっしゃいませ。
一緒にブルブルマウスはいかがですか? それとも熱いバタービール?
では、バタービールをまずはどうぞ。
■mihoさん
私は1巻は2度読んだのですが、それ以降は1度読んだきりなので、
続編を読む頃には、人間関係や細かな事情など忘れていることが多いです。
それでも第5巻を読み始めたら止まりません。?マークが点滅する頭で一気に
読み終えた後、もやもやを晴らすべく、1巻から4巻までをとっかえひっかえ
読み流したのでありました。
5巻では、ハリー、ロン、ハーマイオニー、そしてネビルの成長を強く感じま
した。ジニーや双子のウィーズリーも大好きです。登場人物がみんな本当に魅
力的! そしてネビルが今後重要な役割を果たしそうな予感。
第5巻でスネイプ先生は「開心術」が使えると分かりました。
そうなるとこれまでのハリーに対するスネイプ先生の態度って・・・?
ハリーの心を読んでいた上での・・・?と考えると、また違った視点で読める
かも。セドリックの死を体験したハリーは、今学期からセストラルが見えるよ
うになったけど、ネビルは2年生で初めて馬車に乗るとき、すでにセストラル
が見えていたのでしょうか。などなど、空想は広がるばかりです。
エンターテイメント的なストーリー展開ではあるけれど、魔法界とマグル世界、
純血と混血、、奴隷(しもべ妖精)などが描かれる中で、作者の哲学が押しつ
けがましくなく、自然と伝わってきます。
なかでも、ヴォルデモートからハリーを守ったのは、母親の愛情という魔法だ
った。このことが物語の芯になっていると思います。
第5巻では、ペチュニアおばさんすらも、実はその血のつながりによってハリ
ーを守っているのだとわかり、胸が熱くなりました。
しかし、ハリーの血を利用して復活したヴォルデモートは、以前は持っていな
かった“それ”を手に入れたようです。
それによって、ヴォルデモートは力は増し、ハリーをさらに追いつめるのでし
ょうか。それとも逆に、ヴォルデモート自身を滅ぼす原因となるのかもしれま
せん。自らの存亡をかけ、ハリーの額に印を付けたヴォルデモートは、皮肉に
もその行為によって自らの存亡が危うくなったという新事実。
考えれば考えるほど奥深く、本当に続編が待ち遠しいです。
物語の構成や、登場人物の設定がかなり緻密に練り上げられているようですが、
魔法界という“なんでもあり”の世界のお話だけに、もやもやとした疑問がつ
きまといます。なので、kmyさんのハリーポッターについての分析、考察は
とても興味深いです。
私は、ダンブルドアほどの魔法使いがそばにいながら、なぜ、ハリーはあれほ
どつらい思いをしなければならないのか、って思います。
「魔法でもうちょっと何とかしてやってよ!」って。
でも、なんでもお見通しのダンブルドアだからこそ、彼なりの考え、やり方が
あるのでしょうね。
それから、ダンブルドアにはハリーの未来が全て見えており、それに向かって
ハリーを導いているのかな、という気がします。
こんな風に、自分なりに考えを巡らすのは楽しいですよね。
Sammyさんのように、辻褄が合わないのでは?と思う部分もありますが、
辻褄が合わないことを認めたくないので、自分で納得のいく答えを勝手に決め
つけたりしています。
■kmy
わたしも、勝手に納得のいくような説明をつけることの繰り返しで、まだ未解決
の疑問がいくつもしまってあります……なかなか考えるというのは時間がかかる
ものなのですが、そうして書いたものを読んでくださって、楽しんでいただける
というのはサイトの趣旨からすると、非常に嬉しく思います。
5巻についての丁寧な感想をありがとうございました。
5巻は、3度目の読書にしてようやく楽しむことができました。
(一度目は原書で英語に四苦八苦し、二度目は訳語の感覚の違いがひっかかったり)
魔法があれば何でも出きるように思えて、そうではないというところにも魅力を
感じます。
もちろん、マートラップ液のボウルがすぐに魔法で直せますが、液は戻らない。
ロックハートの忘却術は物凄い強い魔法で、彼はすっかり忘れてしまったけども、
魔法で戻すことはできない。
魔法で人を操って悪事を働かせることはできても、魔法で悪はなくならない。
ダンブルドアの魔法を持ってしても、ハリーとドラコが仲良くなるような魔法は
ないのでしょうね(笑)
ダンブルドアがどうにかしてくれる、ということではなく、必要なときには必
要なものが得られるというのをダンブルドアの存在から感じます。
ただ、5巻での出来事はダンブルドアの最善のやり方をとったわけですが、
ハリーには伝わりきらなかった……結果、シリウスの最期があったとも思えて
しまいます。
ハリー一人だけがおこした行動での結末ではなく、たくさんの人物たちの思惑や
行動が重なり合った結果と感じました。
3巻での「行動の因果とは実に複雑」というのを感じる結末でした。
話は尽きません。
特にネビルのこと。ネビルの複雑な家庭環境のことは、4巻から気になる事実で、
5巻で更にネビルの活躍や気持ちに考えが広がりました。
彼の両親のことを話したり、詮索されたりするのは嫌だという気持ちがずっとあった
かもしれません。今回、ハリーたちに自分の両親のことを知られたことで、
もしかしたら、そういう気持ちに一区切りついたのではないかな、と思います。
15年も治らない両親を見舞うネビルのことを考えると、複雑な気持ちになり
ます。ハリーの両親は亡くなってしまっているという事実よりも重いものを
感じるのです。この先、ハリーがヴォルデモートを倒して、死喰い人がすべて
捕まってそれなりの処遇を受けたとしても、ネビルの両親は自分が誰だかわから
ないままずっと病院で過ごすのだろうか……そして治ることはないのだろうかと。
わたしはこの両親が治って、ネビルのこともわかって、というハッピーエンドに
はならないような気がします。
一度ヴォルデモートは消滅したかのように思われました。しかし死喰い人の
残党によって、幸福になるべきロングボトム一家はずっと痛みを感じてきたの
だと思います。その長い間のことを考えると、魔法でも治らない彼ら、魔法と
いえども万能に幸せをもたらす技能ではなく、技術のようなもの、というのを
感じてしまいます。
ハリー・ポッターは魔法的部分も面白いのですが、人間関係や感情、気持ちを
同じよう辿りながら考えてしまうところがわたしは好きです。
たくさんのふくろう便と、魔法の羊皮紙への感想ありがとうございます。
まだ取り上げたいこともたくさんありますが、なかなか追いついていません。
今回、気になるお話を下さった何人かの方へハニーデュークスのゴキブリ・
ゴソゴソ豆板を特別にサービスいたします。口の中でゴソゴソ這い回る食感が
魅力のお菓子でしょう? わたしのお気に入りです。
やはり、感想やメールを頂けるというのは大変うれしいことで、
こうしたメッセージに励まされています。
□kanaさん
いつもメルマガへの感想、光栄です。バタービール研究も近々始めますので
お楽しみに♪
□チャチャさん
羊皮紙への改行呪文魔法がうまくかからず、書き込みに際してご迷惑おかけし
ました。熱いバタービールを飲んで、またお話聞かせてくださいませ。
□Midoriさん
スネイプ先生の過去、気になっています。こちらはゆっくりお話したいテーマ
です。こちらのことも取り上げようと思っています。
□nikkiさん
ふくろう便、ありがとうございます。まだまだ物語として気になるハリーと
スネイプ先生の行方は見守りたいと思っています。
□コメットさん
パーシーのこと、わたしもまたじっくり書き込みたいことのひとつです。クール
ふくろう便で頂いたチーズケーキは非常においしかったのです。ごちそうさま。
□みずきさん
ハーマイオニーについての考えに共感してくださってありがとうございます。
マグル界の5巻エピソード、確かに見知らぬ人でもハリーの本を持っているのを
見ると気になってしまいます。
また物語、聞かせてくださいね、本当に楽しみにしています♪
┘└─────────────────────────────────
□□編集後記
┐┌─────────────────────────────────
5巻を読んでみなさまはどんな感想をもたれましたか? わたし自身もあれこれ
考えてみてしまい、感想を書こうとしてもなかなかひとことにはなりません。
スネイプ先生のこと。ハリーの感情的な行動のこと。ダンブルドアの目論見。
予言の意味と未来。死喰い人と魔法省のこと。
魔法省はヴォルデモートの側ではありませんでしたが、ハリーとは敵対して
いる、というのはとても面白いと思った部分です。
きちんとした感想になるように、次回はUPしたいと思っています。
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