…〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜…〜……〜……〜
 //////☆
 ////★ 【魔法の秘密通信】 第19号 2004/3/5
 //☆    
★                __−ニ二三三
  _______________/⌒‖ニニニニ三三
 └────────────  _‖ニニニ三三
            
                ハリー・ポッターと魔法の秘密(kmy)

…〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜…〜……〜……〜

┌─────────────────────────────────┐
│ ■目次
│  ・魔女のつぶやき  ルバーブ
│  ・予言の重み  5巻再読 chabaさんと
│  ・編集後記
└─────────────────────────────────┘

 魔┃女┃の┃
 ━┛━┛━┛
   つ┃ぶ┃や┃き┃
   ━┛━┛━┛━┛

■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
■□■  ルバーブ  色と味、そして日本でも?
■□■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

5巻で登場したイギリスではポピュラーなお菓子、ルバーブ・クランブル。
(5巻上P144)ルバーブという作物は本などから知識としてはありましたが、
実物にお目にかかる機会は今までありませんでした。
先日、ルバーブのジャムを頂き、初めてその味や舌触りを体験しました。わた
しが頂いたものは、色はうぐいす色という感じの緑色でしたので、本で見るよ
うな鮮やかなピンク色というイメージからはかけ離れていて、「あれ?」と思
いました。そこで調べてみたところ、ルバーブには緑色と深紅のものがあり、
栽培条件によっても赤が強くでる、でないがあるようです。冷涼な気候の方が
赤みが強いとか。日本でのも作られているとのことで、産地は長野や北海道、
東北だということです。

さて、肝心の味のほうですが、その場で集まったメンバーで一致したのが「大
人の味」という見解。ジャム自体が低糖ということなので、さっぱりした甘さ
で、繊維質の多い部分を煮込んだというのが、目にも舌にも感じます。繊維質
ということで、見た目はセロリを煮込んだようにも見えますが、味は癖がなく、
爽やかな風味というところでしょうか。最初、パンに塗って試食しましたが、
わたし個人の感想としてはヨーグルトとても合うように思います。ルバーブの
ジャムは通販で購入できるところも多いようで、軽井沢などでは生のルバーブ
を通販しているところもあるようです。イギリスではルバーブと言えばピンク
色だそうですが、葉柄の色によっては緑色のジャムができるということで、国
産のルバーブで作られたルバーブジャムはざっと検索したところ、緑色のもの
も多いように感じます。

そんなルバーブジャムを試食しているときに、「これはイタドリのジャムじゃ
ない? お店に来たお客さんにイタドリを出したとき、ジャムにするものでしょ
うといわれてジャムを作ったことあるんだけど、ちょうどこんな感じだった」
とおそば屋さんの奥さんからお話がでたのです。
イタドリというのは、春先に出る野草の一種で、酸味が強く、「すかんぽ」と
も呼ばれます。熱湯をかけて皮をむいてから水にさらし酸味を抜き、煮物など
の山菜料理として登場し、このお店の方も煮物として出されたそうです。ジャ
ムがあるらしいと検索してみると、地方の特産品として売られているのにも気
がつきました。そして、植物の分類ではイタドリは「タデ科」。ルバーブはと
いうと「タデ科」。つまり、ルバーブとイタドリはいわば親戚関係だったので
す。赤のルバーブのような鮮やかなものはできませんが、比較的どこでも生え
ているイタドリで「和風ルバーブジャム」にしてみても面白いかもしれません
ね。

ふらのジャム園というジャム販売サイトではルバーブジャムとイタドリジャム
の両方を販売されているようですが、イタドリジャムのコメントを読んで、思
わず笑ってしまいました。「10人に1人しか美味しいといわないジャムです」
ルバーブとイタドリは似て非なるもの? 蓼(タデ)食う虫も好き好きと言っ
たところでしょうか。
今年の春には(100人に1人しか美味しいと言わないかもしれない?)イタ
ドリ・クランブルを作ってみようか検討中です。

参考サイト:
ルバーブについて
http://www.t3.rim.or.jp/~neru/NERU.html
(ネルの小屋 ルバーブの解説あり)
植物としてのルバーブの解説、栽培条件、品種等
http://www.agri.pref.hokkaido.jp/chuo/kaihatsu/hatasaku/hata2/tokuyo513.htm
(北海道農政部・北海道立農業試験場のページの一部です)
植物としてのイタドリ
http://www.e-yakusou.com/
(イー薬草・ドット・コム TOPページ)
http://www.e-yakusou.com/yakusou/023.htm
(イタドリページ)
イタドリジャム 、ルバーブジャム
http://www.yumefuusen.com/(板取村のお店 夢ふうせん)
http://www.yumefuusen.com/itadori.htm(ジャムについて)
http://personal.furano.ne.jp/f710ky/index.htm(ふらのジャム園)
http://personal.furano.ne.jp/f710ky/600R.htm
(ルバーブジャム、イタドリジャムの紹介ページ)

(各サイトの情報についのお問い合わせは各サイト管理者へお願いしたします)

   /⌒ヽ  
   *. 丿 予言の重み  5巻再読 chabaさんと
───────────────────────────────────
シリウスの死の場面というのは、読者それぞれに強い印象を与えました。シリ
ウスの死の疑問を読後に考えることが多くて、しばらくはそのことばかりを考
えていました。
その後に語られる予言の真実ですが、chabaさんとのメールでこちらの場面に
ついて再度考える機会があり、ようやく本当にその重みを実感しました。
最初に読んだときには「結局ハリーが勝つか、ヴォルデモートが勝つかどちら
かで、やっぱりハリーが勝つに違いない」という物語の結末は予測可能なもの
で(具体的な内容の考察なしてませんが)予言によってハリーの勝利は決定的
になった、という感じでしかありませんでした。ああ、やっぱり7巻目ではハ
リーがヴォルデモートを倒すという物語なのだなあと。
最初は予言の間に向かうハリーたちのこと、魔法省のことの疑問を考えていま
したが、そこから予言の持つ重責を感じるようになりました。今回は予言につ
いて、掘り下げてみました。

★ヴォルデモートの計画、ダンブルドアの思惑
───────────────────────────────────
■kmy
ハリーたちが魔法省に向かった晩は、なぜ誰も警備に立たず、魔法省内でもセ
キュリティチェックがなく、簡単に神秘部に向かうことができたのか、という
ことがとても気になっていました。
守衛室に誰もいないことでハリーは悪い予感がしたとかいうような部分があっ
て、そのときにわたしは「やっぱりヴォルデモートの罠で、ここは偽魔法省だ!」
と思ったのですが、そこは本物の魔法省でした。
何らかの魔法により、ハリーが神秘部へいけるように死喰い人たちが魔法をか
けたのだとは思うですけど、魔法省の監視などを空にできるならヴォルデモー
ト自らが行ってもよいような……。

■chabaさん
守衛室の不在はハリーに「自分の見た事が現実になっているという徴し」と感
じさせたのでは、と思います。そして、ヴォルデモートはハリーに神秘部に向
かわせるためにシリウスを見せたので、やはりハリー達が神秘部へすんなり行
けるように謀られてたのかなぁと思います。
また、神秘部に現れた死喰い人の中にはアズカバン脱獄囚もいましたので、や
はり魔法省の者は排除しておきたかったと思います。

>ヴォルデモート自らが行ってもよいような……。

↑同感です!! これには私も大いに疑問を抱いております!!

当初、ヴォルデモートは予言は誰でも取れると思っていたようなのでわざわざ
自分が出向く事はしなかった、これは頷けるのですが、後にルックウッドの情
報によって自分かハリーにしか取れない事を知りましたよね。そこでヴォルデ
モートはハリーに取らせるよう仕向けるわけですよね。ベラトリックスもハリー
の問いに「闇の帝王が魔法省に入り込む?...闇祓い達の前に姿を見せる?」
とヴォルデモートが自ら取りに来るなんて事するかーーって感じですよね。で
も、ヴォルデモートの力を以ってすればそんな事は朝飯前って気がします。そ
れでも自分が行かなかったのは、私の考えでは、魔法省に侵入するにあたって
は、少なからず魔法省側の人と接触する可能性がある事と、ハリーでなければ
自分しか取れないのだから自分の存在を知らしめてしまうことになるのでヴォ
ルデモートはそれを避けたかったのだと思います。

この時点の魔法省は「ヴォルデモートの復活を否定」、「ダンブルドアへの圧
力」と、ヴォルデモートの望む動きをしていたので、自分の存在が知れてしま
う恐れのある行動はせずに、ハリーに取らせるのが得策とみたのだと思います。

でも、アーサーが襲われた時ムーディは、「ヴォルデモートの蛇を偵察に送り
込んだ」と言っていましたが、これは何だか腑に落ちません。
この時点では、ヴォルデモートは予言は誰でも取れると思ってたのですから自
らが行く、しかも自らわざわざ偵察に赴くなんて何か腑におちないです。

また、もしこの時点で初めてヴォルデモートが神秘部に行ったのだとしたら、
扉を見るのは初めての可能性もありますよね。でもハリーはもっと前からあの
扉の夢を見ていましたよね。何故なんでしょう?
確かに神秘部の扉だと解るまでは時間を要しましたが、夢の扉=神秘部の扉、
とハリーが認識出来るくらいちゃんと夢の扉も神秘部の扉と同じなんですよね…? 
それに、ルシウスのニュアンスだとハリーに予言を取らせる為に見せた、とい
う感じですが、ヴォルデモートがハリーに取らせようと企んだのはハリーか自
分しか取れないからと知ったからなのですよね? 実際、それまでは死喰い人
を使って予言を得ようとしてましたし…なのに何故ハリーはそれ以前から扉の
夢を見ていたのでしょう? ただのコネクションでしょうか? 何だかそのあ
たりもひっかかってしまいます。

また、ちょっと話が逸れるかもしれませんが、この神秘部に見張りを置いたダ
ンブルドアにも疑問を感じています。予言はハリーかヴォルデモートしか取れ
ないのですから、他の者が取りに来てもおそらくボードのような結果になると
思われますので予言自体は守られますよね?見張りは必要だったのでしょうか。

さらに、ヴォルデモート自身が取りに来る可能性だって全く無いとは言えなかっ
たわけですよね。そんな所に見張りを置くなんて騎士団を殺す気?!って感じ
でどうも納得がいかないんですよね…。


■kmy
神秘部にいた死喰い人は十数名ということで、かなりの実力の魔法使いが配置
されていることから、神秘部にハリーを行かせるために魔法省の警備が手薄に
なるような、そういう魔法を使ったのだと思いました。
chabaさんのお話にあるように、予言が盗まれたことが判明すると、ヴォルデ
モートの存在が確認されてしまうんですよね。
ここに気づいていなくて、さすがchabaさん!と思いました。だから、ハリー
を使うしかないということになってしまったのは必然だったというわけなので
すね。ヴォルデモートは魔法省で予言を盗むことくらいは簡単なのでしょうが、
自らが手を下すことはしない、部下にやらせる、さらに部下(死喰い人)は服
従の呪いを行使して、他人にやらせるというのが通常なのでしょう。

「そしてあいつが僕に来させて、これを取らせたのか? どうして自分自身で
来て取らなかった?」(ハリー、5巻下P568)

「闇の帝王が魔法省に入り込む? 省がおめでたくもあの方のご帰還を無視し
ていると言うのに? 私の親愛なる従弟のために時間をむだにしているこの時
に、闇払いたちの前に闇の帝王が姿を見せる?」
(ベラトリックス、5巻下P568)

という部分を抜書きしていながら、そこまで考えが及んでいませんでした。
姿を見せるという言葉がもっと深い意味だとわかりました。
予言が本当に盗まれたとしたら、ハリーかヴォルデモートのどちらかしか
ありえないことになり、ハリーを利用しなければヴォルデモートの復活の
証拠となってしまうという意味だったのですね。


この計画ではハリーが予言を取り、死喰い人に素直に渡したとしたら、たぶ
ん、ハリーたちを多少傷つけることはあっても、殺したりということはなかっ
たのではと感じました。
ここで、予言を盗んだのはハリーということになり、ルシウス・マルフォイが
偶然を装ってハリーを捕まえたふりをする、あるいは警備員が偶然発見するか
のように装い、「狂った少年ハリー・ポッターが深夜の魔法省に侵入」のよう
に予言者新聞で書きたてられるという筋書きだったのだろうな、と改めて想像
してしまいました。
しかし、予言がもしヴォルデモートの手に渡っていたら、ヴォルデモート自身
がハリーの前に姿を見せ、そしてハリーを即座に襲い殺そうとするのでしょう。
もしその場で予言をヴォルデモートが聞いたとしたら、と考えたら予言の持つ
重さ、恐ろしさも改めて感じ取れました。
狙いはハリーただ一人、ヴォルデモートの敵はハリーだけなのです。
ヴォルデモートはなんとしてもハリーを殺そうとする。ハリーさえ殺せば自分
にとっての脅威はまったくなくなるわけです。
なんとしてもハリーを守りたかったというダンブルドアの親のような気持ちも
再認識しました。


chabaさんの指摘の「クリスマス前から詳細な神秘部の様子を夢に見ていたこと」
も気になる部分です。死喰い人を開心術で読んでいたというか、誰かの意識を
場面のように見ることができるのかもしれませんね。
騎士団の警備のことも気になっていました。ハリーたちが行った日はどうして
騎士団の警備がなかったのかと。アーサーが襲われたとき、ハリーが知らせな
ければ騎士団には迅速に伝わらなかったのだから、警備自体に意味があるよう
には思えないという気もしていました。(それとも、実はあの場に警備がいた
けど、死喰い人にやられた、あるいはさぼった? なんてことも考えていまし
た)予言を守るための警備だったのか、ヴォルデモートしか予言を取れないと
知っているからヴォルデモートが姿を現わすと思っていたのか……こちらも読
み直ししないといけないです(反省)

それにしても、魔法省の警備があのように手薄なのは、情けないとずっと思っ
ていました。
警備員よりも、深夜に誰もいないことがとにかく気にかかって。ハリーが公式
文書などを受け取ったのは夜でしたから、夜でもかなり魔法省役人は働いてい
るように感じますし、魔法がどこでどのように行使されたかのようなことがわ
かるようでしたし。姿現わしで誰でも簡単に入れる場所というのはどうかと思
うと同時に、できないとされているホグワーツが「唯一安全な場所」と言われ
るのも納得できました。


■chabaさん
騎士団の見張りですが、私は、もしかしたら見張りは最初から置いてなかった
のかも、という気もしています。騎士団は扉の前で見張ってたのではなく、ハ
リーの夢に「扉の詳細」を見せてたのではないか、「ヴォルデモートが『予言
を取れる者』を知る前」もしくは「アーサーが襲われる前」に見ていた「扉の
夢」は騎士団がハリーに見せていたのではないか、という気もしています。

また、ヴォルデモートは予言を取る画策をしてましたが、ダンブルドアはそれ
を利用し、ヴォルデモートを魔法省におびきだす事を計画し誘導していたよう
に思います。おそらくはヴォルデモートを魔法省におびき出し、その存在を
ファッジはじめ世間の者に認めさせる事が目的だったと思うのですが…。

今思えば(今更ですが)、ヴォルデモートが言った「ダンブルドア、何故俺様
を殺そうとしない?」は予言を知らないからこそですよね。ダンブルドアじゃ
殺せないんですよね。ハリーじゃなきゃ…。
ダンブルドアはハリーが帝王の知らない力を得るのを待って、そしてハリーに…
という事なのでしょうね。何だか辛い運命で、哀しいですね。


■kmy
ダンブルドアが計画的にヴォルデモートをおびき寄せたという意見、確かにと
思いました。予言が壊されたのを感じているのに、ヴォルデモート自身が魔法
省に来ているのも気になっていたので。
(このおびき寄せる難しい役割にはスネイプ先生が絡んでいるように想像して
います。余談になりますが)
ファッジも呼び寄せられたという感じに見えましたので、ヴォルデモートが姿
を現わしたら即座に闇祓い、大臣を呼び寄せるような計画だったように感じま
した。

【ダンブルドアと予言】
予言の内容の重みを感じてから、ダンブルドアの15年間のことに考えが流れ
ていきます……。ずっと知っていた、そして自分が結局のところヴォルデモー
トのことで決定的な役割を担えないことを自分自身でわかっていたのだと思う
と、とても複雑な気持ちになります。
当初は、ダンブルドアがヴォルデモートを殺すことで解決したくないのでは、
とわたしは思っていました。死がもっとも忌まわしきものではないという考え
を感じたので、死を持って解決するのではないと思っていました。
ダンブルドアはハリーがヴォルデモートと対決するたびに、必要と思われる助
力を与えてきたのは、結局ハリーとヴォルデモートの運命を知っていたからこ
そ、肝心なときはハリー一人に委ねざるを得ないと思っていたのかもしれない
ですね。しかし、そのことをヴォルデモートに知られてはならないし、おそら
く他言することもなかったのでしょう。予言を守り、そしてハリーを守りたい
という重責を常に背負っていたのだ……と。

【ハリーと予言】
それまでも、様々な恐怖を感じ、時折夢にみるなどしていましたが、過去の恐
怖ではなく、未来形の恐怖と戦っていかなくてはいけなくなりました。
いつ、どこでどうやって対決しなくてはならないのかはわかりません。予言の
重みを感じるのは、やはりどんなにハリーを支持する陣営が多数で信頼できる
メンバーだとしても、最終局面では誰かにその役目を代わってもらうことはな
く、ダンブルドアさえもできないことを自らがやるしかないと、ハリー自身が
自覚して戦いに備え、挑まなくてはいけないということが明らかにされたとい
いうことです。
そう思うと、心には余裕がなくなりそうです。5巻では知らないことでいらつ
き、苦しみましたが、6巻以降では知ってしまったからこその苦しみを感じる
と思います。どんなに楽しいことがあっても、心から楽しめるでしょうか……。
今度の夏休みにハリーは何を思うのでしょうか……。


★「予言」の記録方法、保管方法、そして「予言」の役割とは?
───────────────────────────────────
■chabaさん

ダンブルドアはヴォルデモートが失墜した時から、いつかヴォルデモートが復
活するであろう事や、復活したら予言の全貌を得ようとするであろう事を予測
していたと思います。
もし、本当にヴォルデモートに予言の全貌を知られたくないのであれば、復活
前に何らかの手を打ったのではないかと思います。
ヴォルデモートが復活したら欲しがるであろう予言を敢えてそのまま置いてお
いたのには何かしらの理由があったと思うのです。
そこで私は、ヴォルデモートが狙うであろう事が解っていても予言球をあの場
所に置いておく事が大変重要であった、という事ではないかと推測してみまし
た。ただ、その重要性は、最悪予言球が損なわれても直接的なダメージのない
程度の重要性だと思います。何故なら結果的に予言球は壊れてしまいましたが
ダンブルドアはあまりその事にこだわっていないように感じられましたし、ま
た、予言の内容があれでもし全部であったなら(←ここはちょっと判断出来か
ねますが…)ヴォルデモートが今聞いた所で既に遅すぎる内容だと思います。
実際ハリーは既に印されてしまってますし、予言を聞くまでもなくハリーを殺
そうとしてるのですから…

以上の点を頭に置いて想像してみました!

1)「予言の間」は「時の間」の奥部屋でした。私の想像は、「時の間」にあ
る膨大な時計は「予言の間」にある予言球と同じ数だけ動いてる物があり、そ
れぞれ予言球と時計が対になっていて(ガラス張りの戸棚の逆転時計は除外し
て)、各々の予言の達成される瞬間に向けてカウントダウンしているのではな
いか、というものです。

ダンブルドアは予言球を置いておく事によって、その予言の達成される瞬間と
それまでに要する時間が認識できる、だからこそ敢えてペンシーブに保存して
あるにも関わらず予言球を神秘部に置いておいたのではないでしょうか。

2)「予言の間」の予言球は公式の記録だと言ってました。当然管理する者
(無言者)がいて、ラベルを付けてました。ハリーの名前を後から書いた、と
ダンブルドアが言ってました。とすると、管理者は予言の内容を知っている可
能性が高いと思われます。ですが、予言の内容を知っているというのは非常に
危険な事だと思います。
それで、管理者は「予言の間」に入った後はあの釣り鐘で何かして(←何か、
は想像できてないのです・汗)「予言の間」に入る前の記憶に戻る…というか
入る前の状態になるようにするわけです。
(タイムターナーと違い周りを巻き込まず自分だけが戻れるというのは赤ん坊
頭の死喰い人で証明済みなので、彼は誤ってあのようになってしまいましたが、
正しい使い方があるのでは、と考えています)
そうすると管理者は予言の内容や自分で付けたラベルを全く知らない状態で、
ラベルを付けたり出来るので管理者から予言の内容がもれる心配がないわけで
す。と同時に、管理者の安全も確保されます。

3)予言球に予言を入れ、公式の記録とする時点で、予言者及び予言を聞いた
者の記憶が予言球におさまり、両者の記憶から予言の内容が消滅してしまうの
ではないか、と考えています。(ダンブルドアは記憶から無くなる前にペンシー
ブに移しておいたものと考えています)それによって、予言者や予言を聞いた
者から内容がもれる心配と両者が狙われる恐れもなくなるわけです。
ダンブルドアはトレローニー先生がヴォルデモートに狙われる事も懸念してい
たのではないでしょうか。

2)、3)で重要なのは、釣り鐘によって記憶がないまま無言者が管理できる
ことと、予言者及び予言を聞いた者から記憶をなくせる事です。忘却では有能
な開心術士であれば引き出す事が可能であるからです。
おそらく、予言を冒頭だけ盗み聞きした者は未だに覚えているのだと思います。

以上の1)、2)、3)全ての理由から、ダンブルドアはヴォルデモートに狙
われる事を懸念しながらも予言球を敢えて神秘部に置いておいたのではないかと
思います。

■kmy
予言についてのchabaさんの予測ですが、あの予言の球がかなりの数で存在し
ているる事実はとても興味をひく事実ですし、そしてchabaさんの予測 2)
に示されているように、「公式の記録」をどのように記録方法には確かに複雑
な手順が必要なのではないかということには頷けます。
予言の内容を無言者は知っているわけですよね。だからこそ、ラベルにハリー
の名前を記したわけですし。
予言の内容を知っているのなら、予言球を盗まなくても、無言者の口を割れば
いい、というのには同感です。でも、それが不可能だということがヴォルデモー
ト陣営では分かっていたことなのでしょうか、だからこそ公式の記録である
「予言」を奪う計画になったのだと感じます。
予言を聞いた者に危険が及ぶから、人間の記憶に留めるのではなく、あえて球
に保管していたのかもしれない、というのは予言の本質を現わしているようで
すよね。
予言を具体化して保管することにより、予言の内容と関わる人物を守っている
のかもしれません。
そうなれば予言関係者には危害が及びませんし。
トレローニー先生は真の予言をしたときには、そのことを自覚していないよう
ですけど、ハリーも真の予言を聞いたことも気になります。
突然はじめる予言をどうやって保管していくのか、というのも気になることで
す。ダンブルドアのような魔法使いだからこそ、予言を封じ込める魔法を使え
るのか、なんてことも含まれますよね。
誰かに向けての個人的な真の予言(?)言い方が妙ですが、それは魔法省で管
理する必要があると判断されたものだけが保管されているのかな、と感じさせ
ます。
3巻でハリーが聞いた予言は結局保管されていないんですよね。そしてそれを
真の予言だと確信していた人物もダンブルドアだけでしょうし。
やっぱり何度か読んでも予言や神秘部のことはますます分からないことだらけ
で、だから面白いのかもしれませんが、今後に明らかになることもきっと一部
なのでしょう。無言者の役割も、神秘部を管理する、というだけで実際的なや
り方はきっと「極秘事項」のままかもしれませんね。

■chabaさん
予言球の推測は、予言の間に沢山の予言球があった事を踏まえ、ハリー達の予
言球以外にも当てはまるように推測してみました。kmyさんがおっしゃってた
ように予言は突然始まるものだと思いますので、おそらく後から(ペンシーブ
に記憶を移すような感じで)予言を予言球に移すのではないか、と想像してい
ます。
きっと、予言の間にある予言球は大なり小なり予言者や予言を聞いた者達には
荷が重い内容のもの(人命に関わったり、歴史を揺るがすようなもの等様々だ
と思いますが…)が納められているのだと思います。

また前述の推測で、1)と3)はダンブルドアや予言を納めたいと思う側の動
機にあたる推測で、2)は管理側の問題についての推測になっております。
トレローニー先生は「真の予言」をした時はその事を覚えてないですが、記憶
の奥底には残ってると思っています。なので、忘却術にかかっていたバーサの
ように開心術に長けた者であれば引き出せる可能性があるのではないか、と思
いました。そして、ダンブルドアもその事を懸念したのでは、と考えました。

また、今回のダンブルドアは、ヴォルデモートが予言を欲しているのを逆手に
取り、ヴォルデモートを魔法省におびき出し存在を世間に認識させる計画だっ
たと私は考えています。
最初はその計画の為に予言球を魔法省に敢えて置いておいたのでは、とも考え
たのですが(未だにその考えは捨てきれずにいますが…)、でもそれだと「ヴォ
ルデモートの復活は世間に否定される」という事をヴォルデモート失墜当時か
ら予測していた事になりますので(それもあり得るかも…とは思いますが)そ
の考えはひとまずしまっておく事にしまして、前述の推測に到達しました。


■kmy
真の予言はそれ自体が真実ですから、その予言を保管すること自体が重要なの
かもしれません。公式記録だということですし、過去の事実を公式文書として
記録、保管することとと同様な位置づけなのかもしれません。未来に必然的に
起こることを記録、保管し、機密として扱うことで魔法界の混乱を防いでいる
のようにも感じられます。chabaさんのお話にもあるように、魔法界全体に関
わるような重要な出来事の予言が収められているように思います。
予言の取り扱いについては、まだ確定され現在もなお検討中で研究課題なのか
もしれませんが、そうなると予言の管理者(無言者)は予言の内容を知る場合
があるかもしれませんし、また予言に関わる当事者だけしか触れられない魔法
も何らかの解除術がないと、保管等には困るように思います。
予言を呼び寄せ呪文で棚から取り上げることも、おそらく不可能のようですが、
いったん棚から取り上げられた場合は、誰が受け取ってもよいようですよね。
予言に関わる者が死去、あるいは予言自体が成就した場合でも予言は保管され
ているように思えますが、過去の予言を保存する意味についても、謎ばかり感
じてしまいます。
考えれば考えるほど、予言というものの取り扱いに謎を感じています。ともあ
れ、考えても考えてもわからないものが神秘部の内部であり、謎を読者が想像
する楽しみにあふれていることは、5巻では更に強まったように思います。

予言についてのことは、今後明らかになるのでしょうか。また、神秘部の部屋
についてのことは取り上げられるのでしょうか。まだまだハリー・ポッターの
世界には目をそらせそうにありません。


 編┃集┃
 ━┛━┛
   後┃記┃
   ━┛━┛

ハリー5巻にはまだまだ謎を感じます。魔法省という場所は、人の出入りが自
由で激しいので、守衛室があっても意味があったのだろうか、という疑問から
今回は予言についてを中心に考えてみました。chabaさん、ありがとうござい
ました。
それにしても、「時の間」「脳の間」などもおそらく様々に考えられて、作者
は登場させていると思いますが、こうしたまだ謎の部分をあれこれ考えること
は、まだまだ楽しめそうです。

3月に入ったとはいえ、まとまった雪が降ったりして、そのうえ、インフルエ
ンザも流行しているとかで、わたしも家族も熱を出してしばらく寝込んだりし
て大変でした。どうぞ、読者のみなさまも、ご注意くださいね。

【訂正】
前号を配信した際に、17号となっていましたが、18号の誤りでした。


それではまた次号にて。

……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜……〜…〜……〜……〜
□ハリー・ポッターと魔法の秘密
http://ag5.net/~kmykm
□意見・感想・投稿などは
http://ag5.net/~kmykm/mail.html
(このメールマガジン送信元アドレスには送信しないでください)
□バックナンバー
http://www.melma.com/mag/88/m00079088/
□登録・解除は
http://ag5.net/~kmykm/hg.html
このふくろうはmelma!のシステムを使用して飛ばしています。
システムに関するお問合せは下記へ
http://www.melma.com/

□電子ふくろう便通信 不定期発行『魔法の秘密通信』
内容の無断転載を禁止します。
Copyright (c), 2002-2004 kmy. All rights reserved.