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スリザリンってなんとなく嫌な寮だと感じていませんか? 
スリザリンにも輝かしい歴史と、すばらしい魔法使いがたくさん輩出されているんです。ただ、「例のあの人」やハリーの思ったことのイメージばかり先行していると思うんです。スリザリンの名誉挽回を図ります!
★スネイプ先生活躍日記
★ドラコ・マルフォイのいいところ
★ヘビ年記念スリザリンクイズ(おまけつき)
★スリザリンの基礎知識
★闇の魔術とスリザリン

★スネイプ先生空想地下牢1
★スネイプ先生空想地下牢(三巻での先生の行動についての皆さんからの考察です)


スネイプ先生活躍日記
セブルス・スネイプ教授、スリザリン寮監であり、魔法薬学の教授。ここではスネイプ先生の活躍を日記風にまとめ、その行動を架空インタビューで考察していきます。

 

まずはスネイプ先生の基礎知識
名前 セブルス・スネイプ(Severus Snape)
年齢 不明。ハリーの父ジェームスとは犬猿の仲だったという。ハリーの父と同じくらいの年齢と推測すると、『賢者の石』では40才前後?? 
身体の特徴

痩せた体。土気色の顔で鉤鼻。髪の毛は脂っこくねっとりしていて、肩まで伸ばしている。いつもローブは黒を着用。

しかし、この身体的特徴を好意的に見てみると…細身の体型は、この年齢にありがちな余分な脂肪がまったく無いスマートさ。「研究疲れで顔色が少し悪いものの」も鉤鼻もきりりとした印象を抱かせる。髪は肩まで伸びていて整髪料はウェットタイプを使用してまとめている。学校という場をわきまえて、いつもローブは黒を愛用。神秘的な雰囲気さえ伺える……なんていうのはどうでしょうか??

*注 「土気色は顔色が悪い色の意」とのご指摘をメールでいただきました。訂正いたします。
ご指摘くださった翠様にお礼申し上げます。

担当科目 魔法薬学。闇の魔術の防衛術の教授を狙っていると噂されている。

 

『賢者の石』での活躍日記(推測を交えてまとめています)
8月 

ハグリッドが賢者の石をグリンゴッツより持ち帰る。緊急職員会議により、特別な魔法をかけて厳重警備にあたるようにダンブルドア校長より指示がある。そのために論理パズルの組み立てと、魔法薬の調合を行う。(完全な推測です)

9月1日

ホグワーツ組分け儀式。新入生にジェームス・ポッターの息子、ハリー・ポッターが入学してくる。歓迎会の席でクィレル先生と話をしている間、ハリー・ポッターと目が合う。

その週の金曜日

グリフィンドールとスリザリンの魔法薬学合同授業。出席を取り、ハリー・ポッターに質問をしてみる。その後2人一組にしておできを治す薬を調合させる。ネビルが薬の調合に失敗したので、怒鳴って注意をする。


―この魔法薬学の授業で、ハリー・ポッターに意地悪な質問をしたようですが??

ポッターだが、有名と言うことで皆の注目を集めておる。しかし、はじめから答えられるなどとは思ってはおらん。クラスでまずそのことを確認させたかったまでのことだが。

―ハーマイオニー・グレンジャーの挙手を無視したようですが?

質問はポッターに向けてのものであって、グレンジャーに答えてもらう必要は無かったのだ。恐らく、彼女に答えさせてしまったら、今後、我輩の質問に答えるものはグレンジャーしかいなくなるのではないか? そうなれば、このクラスでは魔法薬学という難しい学問を自ら学ぶ意欲を失い、グレンジャー一人の授業になってしまうという懸念を避けたかったまでのことである。

10月31日 この日はハローウィーン。トロール騒ぎの中、ひとり四階のあの部屋へ向かう。そのあと、ハリーたちがトロールと格闘している部屋へ来る。


―なぜ、一人で四階へ向かったんですか?

職員会議により、賢者の石を守るための罠についてはすでに確認済であった。そのときにクィレル教授がトロールを持ち込むということを提案しておりましてな。あの日はあの部屋へ何者かが押し入り、トロールを部屋から校内へ出したのでは無いかと、はじめは推測いたしましてね。ところが、そこにいたのはクィレル教授であった…。三闘犬の前に立ちはだかり、こんなところで何をしているのかと問いただしているそのときだ、あのハグリッドの野獣めは我輩の足に噛み付いた。激痛が走った、あの時は。クィレル教授は口篭もったが、何か隠しているに違いないとそのときに悟ったものでね。その直後階下で叫び声がしたもので、クィレル教授を引き連れて向かったというわけですな。

11月

三頭犬にかまれたところを巻く包帯をフィルチにもらっていると、ポッターがやってくる。学生に三頭犬のことは知られたくない。慌てて追い返す。その後、クィディッチの試合が行われる、グリフィンドールVSスリザリン。ポッターがおそらく強力な闇の魔術の魔法により、箒から落ちそうになっているのを見て、すぐに気づき、反対呪文を唱えはじめる。途中でマントに火がついて(これは誰かのいたずらか?)一瞬呪文が途絶えるが、どういうわけか、ポッターの箒の動きが戻る。しかし、あれはやはり「闇の魔術」に違いない。やはり、クィレルは何か関係しているようだが…。


―ポッターを助けようとした、と後にダンブルドア先生に伺ったのですけど?

それは……まあ、「闇の魔術」の…呪文で、いや助けるというわけでは……。
(先生、口ごもってしまいました。ちょっと冷や汗??)

12月25日

クリスマスイブの夜、休暇でひっそりとした校内。もしや怪しい人物が進入してはいないかと思い、深夜、フィルチと共に校内のみまわり。図書館のあたりに怪しい人物がいるとフィルチの声がするが、見つからなかった。賢者の石に関しては無事なようだが、少々不安が残る。

1月

闇の魔術を回避するため、ハッフルパフVSグリフィンドールのクィディッチ試合の審判をかってでる。ダンブルドア校長の前で、余りに早い試合の展開に闇の魔術の片鱗も見うけられなったことは幸いである。だが、しかし、これでグリフィンドールが首位に立ってしまった…。せっかくのペナルティーシュートのチャンスをものにできないとは、ハッフルパフの選手のために何をしてやったかわからんではないか!! それにしても、わがスリザリン、栄光の7年連続寮杯獲得に向けて、何か策を練らねばならん…。魔法薬学の授業では、グリフィンドールの学生には常に注意を怠らないように、心にとめねばなるまい。夜の見張りも強化して、怪しい行動を見つけたら即座に減点だ。ウィズリーの双子のいたずらも、すぐに5点づつ減点できるよう、フィルチが見つけ次第、すぐに報告してもらおう。

同じ日

やはり、どうやら「闇の魔術」を匂わせる人物はクィレル教授に間違いあるまい。クィレル教授が禁じられた森へ向かうのを見つけ、足早に追いかける。クィレル教授に「このことは二人だけの問題にしたい」と問い掛ける。ハグリッドの野獣を出し抜く方法はもうわかっているのか? どうも一年間の実地研究の休暇の後からおかしいとは気づいていたが、やはり闇の魔術に手を染めているようだ。だが、まだ賢者の石を彼が手にしたわけではないが、それにしても怪しげなまやかしを行っていることは確実だ。もしかすれば、まだホグワーツの側に戻ってくる可能性もありうる、なんとか闇の魔術とは手を切るように説得を試みてはみたが、どうであろうか……。


―賢者の石を狙っているのがクィレル先生とは、いつ頃からお気づきになってたんですか?

さよう、トロール騒ぎから怪しいとは思い、目をつけていた。最初のクィディッチの試合のときも、どうも行動がおかしかったのに気づき、我輩はすかさず反対呪文を唱えておった。途中、何か邪魔も入ったが、どうにか回避できたと考えておる。それからクィレルの行動を監視していた。次のクィディチ試合終了後、一人で禁じられた森へ向かうのを確認した。恐らく影で糸を引いている人物と会うかなにかがあると睨んでいたんだがね。彼に問いただし、説得を試みてはみた…まだあの時点では、闇の魔術から手を引き、ホグワーツの教授として正常に戻れると考えてはおりましてな。敢えて追求しつづけることは避け、クィレルに過ちを気づかせ、更正させたかった…だが結局あのような結果になってしまったのは残念なことだった…。

2月〜3月

クィレル教授は相変わらずのようである。ますますやつれて青白くなったようだが、ホグワーツに忠誠を尽くすときっぱりとした態度は無い。どうもまだ「闇の魔術」にかかわっている様子。我輩もどうも気分はすっきりしない。

5月〜6月

試験を実施。一年生は「忘れ薬」の試験を行うが、どうやらあの、一番の問題ネビル・ロングボトムもかろうじてすれすれで通りそうだ。

6月

試験終了。かろうじて皆の進級も決定し、一段落して、とても気分がよろしい。ポッター、グレンジャー、ウィズリーに出会い、挨拶を交わす。あの3人は夜中にこそこそ何かをかぎまわるようなことをしていたことを思い出し、注意を促してやる。減点こそしなかったものの、何かあったら必ずやまとめて減点だ。

「賢者の石」解決

「賢者の石」に関する一連の騒ぎは収束した。やはり、我輩が睨んだとおりクィレル教授の仕業であった。しかも「例のあの人」の指図を受けておった。しかし、クィレルはともかく、一年生に我輩の厳密な論理学と微妙な調合の魔法薬を解かれてしまったとは、不覚である。

最後のクィディッチ試合

クィディッチの最終戦が行われる。レイブンクロウVSグリフィンドール。結果はレイブンクロウの圧勝であった。ということは、スリザリンが今年も寮杯獲得に違いない!!!!! さすが、わがスリザリン、7年連続寮杯獲得とは、何という栄誉。冬の寒い中、フィルチといっしょに夜中の見張りで出歩いた他寮生を見つけては、減点したかいがあったというものではないか。わがスリザリン、今年も多いにがんばった…ハリー・ポッターが入学したときには、寮生一同びくびくしていたが、それにもめげず、よくがんばった。

学年末パーティーの日

スリザリンが7年連続で寮杯獲得という栄誉を成し遂げたのもつかの間、そう、あのポッターたちが賢者の石に関する功績をダンブルドア校長が勘定に入れたため、今年度はグリフィンドールが寮杯獲得となった。本来なら、あのような出過ぎた行動は謹んでしかるべきだが、闇の魔術から守ったことは事実として受け止めねばなるまい…。グリフィンドールの寮杯獲得に対し、マクゴナガル教授にお祝いを言い、握手を交わす。だが、来年はまたスリザリンが寮杯獲得を手にするであろう。


―この一年を振り返ってみると、どうですか?


むむ……波瀾に満ちた一年といわねばなるまいな。クィレルのことは残念であったが、ホグワーツには秩序が、戻ってくるであろう。しかしハリー・ポッターだが、ジェームス・ポッターのことも…いや何でもない……とにかくスリザリンが寮杯獲得にいたらなかったことは非常に残念である。来年の寮生の活躍には期待しておりますがな。恐らく、ドラコ・マルフォイ君ががんばってくれるものと、我輩は期待しておりますぞ。

『ハリー・ポッターと賢者の石』 J.Kローリング作 松岡佑子訳 静山社を元にしています。

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ドラコ・マルフォイのいいところ
(たまささんよりの投稿です)
今回のスリザリンの話題は以前、編集部ジーンさんの企画により投稿していただいたものなんです。ぜひ読んでほしいという気持ちから、こちらへの掲載になりました。なるほど、と思いませんか? 感想は談話室でお話くださいね。

 

確かにドラコは口が悪いのですが私の知る限り、暴力を振るったためしは
ありません。むしろ、ハリーやロンがカッとなってドラコに殴りかかると
いったことの方が多いのではないのでしょうか。
ひどいことを言われたら、言い返すのが正しいやり方です。
冷静さを失って暴力や魔法に訴えるのは自ら負けを認めたようなもんです。
ロンの家庭の貧しさを物笑いの種にしたりハーマイオニーがマグル出身であ
ることをあざけるのは確かにやり過ぎでしょう。(本人の責任じゃないからね)
しかしあれだけ気に障ることを言えるというのも一つの才能では
ないでしょうか。
ということで、弁才があり、暴力を振るわない点が
いいところだと私は思います。

(たまさ さんより)

 ブラボー! ハラショー! 凄いです!
 まさか、原文の中からマルフォイ君の良いところを発掘なさるなんて!
 これを歴史的発見と言わずして、どうしましょう!
 何より、あれほど苦手だったマルフォイ君に「君」を付けて呼べるように
 なったもの。 (編集 ジーンさん)
 

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闇の魔術とスリザリン(2000/10)
(二巻を読んでない人は読まないでね!) 
スリザリンのイメージの悪さはヴォルデモートにあり。

 

スリザリンのイメージの悪さの最大の要因は、「闇の魔術」の帝王として恐れられている「例のあの人」(ヴォルデモート卿)にあるでしょう。ヴォルデモート卿は闇の陣営の多くをスリザリン出身者から呼び寄せたと言われています。ヴォルデモート卿が悪であるということは否定しませんし、闇の魔術を推奨している立場ではないことをはじめに断っておきますが、なぜ、多くのスリザリン出身者が闇の魔術の世界へ足を踏み入れたかについての考察をさせていただきます。
ヴォルデモート卿はホグワーツ在学中、監督生であり、首席、「魔術優等賞」まで受賞した、当時の学生にとっては尊敬のまとであったことと思います。あの忌まわしい事件の首謀者とは、ディペット校長でさえも気づきませんでした。その彼は卒業後、何度も危険な変身を経て、ヴォルデモート卿として世に現れたときは昔の面影はなかったと、ダンブルドア先生は語っています。しかし、闇の魔術とのかかわりを深める間の何十年かのはじめの頃ににかかわった人々は、おそらくスリザリンの同寮生が多かったのではないかと思います。あの聡明な首席の彼の動向は多くのスリザリン出身者の関心のまとではなかったのかと推測しています。ヴォルデモート卿が、闇の魔術の陣営へスリザリン出身者を多く引き寄せたのも、彼自身の寮への愛着と自分の寮への信頼があったからかもしれません。そして、はじめの頃の闇の陣営への協力者は、おそらくあの首席の監督生の彼であることを知っていたのではないでしょうか? ホグワーツ始まって以来の秀才とも言える頭脳の持ち主が、まず信頼のおける同窓生を引きこみ、そして闇の陣営にかかわった人が、彼への絶対的信頼を抱くにつれ、自分の出身寮であるスリザリン卒業生を引きこんでいったのではないでしょうか。ホグワーツの寮は、ある意味家族的な一体感を感じさせますので、同じ寮の出身ということで、信頼を勝ち得るのは想像に難くないと思います。このような経過をたどるうちにスリザリン寮卒業生の多くが、闇の陣営へ引きこまれていったのではないでしょうか。考えても見てください。あのハリー・ポッターでさえも、トムの日記と会話し、過去を見せられたとき、最初トムの話を信用してしまいました。他の魔法使い・魔女だって、ヴォルデモート卿との会話で彼に惹きつけられてしまうのも当然かもしれません。さて、話は戻りますが、スリザリン寮生全体が闇の魔術の協力者ではないのです。現在ホグワーツの学生でスリザリン寮に入寮しているものは、闇の魔術に手を染めようとしているものが大多数というわけではないんです。むしろ、闇の魔術を追放する立場でがんばっていく人材が育っているかもしれません。スリザリン寮生全員が悪いわけではないんです。あくまで悪はヴォルデモート卿なのです。

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