ブックマーク ラグナロク通り

終わりに

さて、いきなりですが、以下の会話文章はゲーム内でのとあるギルド会話です。

ゲーム内での質問

「今日スチレ+9に挑戦してクホっちゃってさ〜」
「なむw」
「もったいなーい><」
「次は成功するといいですね〜」
「あの〜…。クホるってなんでしょうか…。初心者ですいません。」
「初心者初心者って、これだから初心者は困るんだよねー。用語調べようとか思わないわけー?」

さて、メンバーはいつものように、ギルド会話を楽しんでいます。そこに、最近加入した新人の初心者さんが会話に入ってきました。それが「あの〜…」という質問です。

そして、それに対して、初心者を言い訳にしたことと、自助努力を感じない質問ということで、少々とがめるように返答をした一場面です。

たしかに、このコンテンツ内で「自助努力」という言葉がでてきました。「初心者という言葉は言い訳には使えない」というページもありましたよね。

ですが、今までのページを読んで、絶対に「初心者」と名乗ってはいけないんだな。名乗る人はいけない人なんだ。調べてから質問しない人はみんなダメなんだ。と、思った方、ちょっと待ってください。

気持ち

さて、新人さんはなぜ質問したのでしょうか。言葉だけで考えると、「用語の意味が知りたい」だと思います。では、この質問をした時の気持ちも含めて考えてみるとどうでしょうか。

みんなが何を話しているのか分からない。自分だけ仲間外れのような気がして寂しい。用語の意味が分かれば、話しについていけるかもしれない。話しの輪に入れるかもしれない。

話しについていけない焦り。仲間はずれになったような不安。話の輪に入りたいという願い。そんな無意識の気持ちが「クホるってなんでしょうか…。」という言葉にあるのではないでしょうか。また、形としては質問になりましたが、自分から話しに入ろうと努力している姿勢でもあります。けして自助努力を捨て去ったのでないのです。

つまり、「調べるのが面倒だから答えて」ではなく、「話しに置いていかれた気がして寂しい。私も話しの輪に入りたい。」なのです。

そうなら、最初から「話しについていけません」と言えばいいじゃないか。と、思うかもしれませんが、時に本人すら自分の発言の真意に気がついていない時はあるものです。

そして「初心者ですいません」という言葉。これは、ラグナロクではよく使われている用語だろうに、それすらも分からない自分(初心者)への歯がゆさ。楽しい話しの腰を折ってしまう質問であろう申し訳なさにあると思います。

さて、質問に対して、「初心者という言葉に甘えるのはよくないよ。用語サイトで調べてきなよ」と、伝えれば、相手は(解決するならば…)(それでこの不安な気持ちを無くせるのであれば…)と、素直に聞いてくれると思います。

ですが、人間関係で受けた不安を、電子情報で消すことができるでしょうか。用語の意味は分かっても、理由の分からない不安な気持ちは残ると思います。

気持ちを聞く

「自助努力が大切だ」これは正しいです。インターネットでは、自助努力という素晴らしい精神が根付いています。けれども今回の場面では、一時それは横に置いておいて、まずは不安な初心者の気持ちに耳を傾けてみるのも大事ではないかな、と思うんです。「くほるっていうのはね精練に失敗する事だよ。精練したことある?」と、相手の心に応えることで、話の輪の中に迎え入れてあげてほしいなと思います。

もちろん、「自分で調べよう」と答えた側も、意地悪な意味で言ったわけではないでしょう。初心者であることが情けないと感じている相手を思って(初心者から抜け出すことも出来るんだよ。頑張ってね)と、元気付けるために出た言葉だと思います。叱るにしてもパワーが必要です。

そうして、時にすれ違ってしまうものなのだと、思います。そのことは、しかたがないことです。

人への質問

「カプラ職員はどこにいますか?」「道具屋はどこでしょうか?」

実は、ゲーム内で聞こえてくる初心者の質問は、ネット検索すると殆ど解決します。

そして、本人たちも、ネット検索で解決してしまう些細な質問であるという事は分かっていると思います。けれども彼らはゲーム内で質問します。何故でしょうか。調べるのが面倒だからなのでしょうか。

「カプラ職員はどこにいますか?」
「それ位、自分で調べろよ」

これもまた、一つの答えだと思います。しかし、そこで人とつながる絆の紡ぎが、途切れてしまうような気がして、私は寂しいのです。

「カプラ職員はどこにいますか?」
「ここから南ですよ」
「どうもありがとう」
「いえいえ」

こんな何気ないやりとり。素敵なことではないでしょうか。

人間すれ違うこともある

さて、先ほど人と繋がる絆の紡ぎなどと言いましたが、それは時に切れたり絡まったり、また繋がったりと、色々な場面があるものだと思います。「自分で調べろ」と言った相手も、(質問者が怠けているのでは?)(為にならないのでは…)など、その人の思いから、買って出た憎まれ役だったという考え方も出来ます。言葉足らずのちょっと不器用な人かもしれませんね。だとすると、これまたお互いのちょっとしたすれ違い。人の付き合いって時に複雑ですね。

じゃぁ、ゲーム内で質問されたら必ず応えろってこと?

もちろんそうではありません。

場面によりますし、用語サイトに足を運ぶのは有益です。自助努力も大事ですよ。相手を煩わせないよう、質問の前に調べてみる思いやりの心というのもあります。

そして、相手との絆など何処吹く風。相手の都合なんてお構いなし。そんな自分勝手な人から、質問されることもあると思います。

それじゃー、答えるべき場面と、諭すべき場面はどう区別すればいいのさ。と、思うかもしれません。しかし、ここでは白黒はっきりさせず、あいまいなまま終わりたいと思います。

おしまい

このコンテンツは掲示板での質問の仕方を対象にしています。ゲーム内での振る舞いを書いているのではありません。そして、掲示板では簡単な質問や「初心者」を使うことは絶対ダメ!ということが言いたかったのでもありません。

もちろん、初心者に会ったら絶対に何か教えろ、というわけでもありません。それに「絶対」「絶対」と、力を入れすぎると、一生懸命相手のために頑張ったつもりが、「俺はお前と遊ぼうって言ってるのに、これじゃぁ先生と生徒だな」なんてすれ違うやもしれません(^◇^;)

つまり、「しなければいけない」と断言していることはありません。と、言いたかったんです。

ページを読んで貰うのは嬉しいですが、読んだことで、「こうしては絶対ダメ」「なければならない」という絶対的な考え方へと、惑わせてしまっていないかな?と、ちょっと心配になって追加したページでした。

絶対的に守らなければいけないルールではないんですよ。